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59:決着

激しく燃えていた炎が次第に消えていくと同時にドラゴン(ダンジョンの主)の叫び声が聞こえなくなった。


「やったか。」


炎が完全に消え、姿を現したドラゴン(ダンジョンの主)。


「なんじゃと!あれだけの炎で焼かれたのに無傷じゃと!?」


姿を現したドラゴン(ダンジョンの主)は無傷だった。

そして、ドラゴンを縛っていた縄は燃え尽きたのか縄は無くなっており、自由が利く状態だった。


(ドラゴンはこんなにも強いのか。先ほどの叫び声は何じゃったんだ!!」


わしはドラゴンの姿を見て驚嘆した。


「よくもやってくれたな!!」


(確かにこいつを燃やす事になってしまったが・・・。どう見ても無傷じゃし、こんな巨大じゃっと縄でまた縛るのは無理じゃし、ビンタするしか・・・。というかビンタをするとしよう。)


わしがドラゴン(ダンジョンの主)にビンタをする事を決めた。


「次の一撃で勝負をつけるぞ!!」


「その必要は無い。お前の勝ちだ・・・。」


ドラゴン(ダンジョンの主)がこう言って、みるみるうちに小さくなりイケメンの姿に戻った。


(わし勝っちゃったの!?どう見ても無傷じゃったし元気そうじゃったが・・・。)


「縛られていた事によって私の体力は限界だった。さらに私の火属性耐性を超える威力の炎で体力が限界だった私の体を芯から焼き尽くしたのだ。」


「火属性耐性?完全に無傷じゃったが。」


「ドラゴンになった時の私の外皮は超高温に耐えられる外皮だからな。そう見えたんだろう。だが、外皮は守れても火属性耐性を超える威力の炎で体の芯はボロボロなのだよ。

あのまま縛られていたら消滅すると考え、最後に力を振り絞ってお前を倒そうとしたが、逆にお前の炎が私の炎を取り込んで私にダメージを与えるとは完全に私の負けだ。」


「本当にわしの勝ちなんじゃな?」


「あーあそうだ。」


「アーチ!わしは勝利したぞ!!ドラゴンに勝利したぞ!!!」


「源五郎!!!勝ったー!!!」


アーチ少年が遠くから叫びながら走ってきて私に抱きついた。


(わし、嬉しい。嬉しい。)


「取り込み中悪いんだが、ダンジョンから出る方法は私を倒す事といったがあれは嘘だ。」


「戦う必要は無かったという事か?」


「そうだ。私が座っていた椅子があるだろ。その下に階段がある。私が大きくなった事で椅子が破壊されて階段の入口が見えているだろ。」


「あっ、本当だ!階段だ!!」


(わしが何度も死を覚悟して戦った事が無意味じゃと!?)


「戦う必要は無かったという事か?」


「そうだな。」


イケメン(ダンジョンの主)は笑いながら言った。


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