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56:あいつは本気!

「アーチよ。あやつは戦う気じゃ!また隠れておくんじゃ!!」


「ジャッジメント!!」


「源五郎!危ない!!伏せて!!」


アーチ少年の声に気付きわしは伏せた。するとわしの頭上を強い衝撃が通り過ぎた。


「私の初撃を回避するとはさすが実力者だな!!」


壁を見ると今の強い衝撃で壁がえぐれていた。


「なんじゃ!?反則じゃろ!そこから攻撃したのか!?今の攻撃を受けていたらわしは真っ二つで済まないぞ!!あと攻撃するなら攻撃すると言ってくれないと!!」


焦りながら早口で喋るわし。


「源五郎!またさっきの来るよ!!」


(大剣を横にして思いっきり振りかぶり・・・。)


「ジャッジメント!!」


イケメン(ダンジョンの主)がスキル名を叫んだ瞬間にわしは伏せた。するとまたわしの頭上を強い衝撃が通り過ぎた。


(これはダメじゃ。近寄れない。ジャッジメントというと斬撃が飛んでくるのは離れていれば回避出来そうじゃが。近づいたらきっと他のスキル使ってきそうじゃな。大剣で斬られたくないなぁ。)


「2度も私の攻撃を回避するとは。ならこれはどうだ!」


イケメン(ダンジョンの主)がそう言うと大剣が燃え上がった。


(もしかしてこれは魔法を大剣に宿して攻撃してくる!?)


「ジャッジメント・フレーム!!」


炎をまとった竜のような攻撃がわしに向かってくる。


(火には火じゃ!!)


「いでよ!蝋燭!バーニングキャンドル!!」


わしは急いで蝋燭に火をつけて、火に息を吹きかけた!!

しかし、イケメン(ダンジョンの主)の攻撃でわしの炎は無効化された。

もちろん相手の攻撃はそのままの勢いでわしを攻撃しようとしている。


(あっ、完全に終わった。炎をまとった攻撃、回避は無理じゃ。最初の攻撃はしゃがめばギリギリ回避できる攻撃じゃが、今回のは炎をまとった事で攻撃範囲がものすごく広がって回避無理じゃ。スピードが少し遅くなっているがそんなの関係ない。終わりじゃ。終わり。アーチ少年よ。申し訳ないですぞ。不甲斐ないわしを許してくれ。天国でも地獄でも再び会っても会えなくてもわしは永遠に贖罪しますぞ。あーあ短い転生人生じゃった。)


わしは死を覚悟して目を閉じた。


「・・・。」


「ほぉう。これも回避するとはお前やるな!!」


その声を聞いてわしが目を開けると目の前に真っ白い何かの塊があった。


(これは何じゃろう。もしかして蝋が固まったものか。手に蝋燭を持ったまま傾けていたから地面が蝋で固まってそれが盾のようになったんじゃろ。この蝋の壁、先程のすごい攻撃を完全に防いでいる。スキルを試した時も一瞬で地面が蝋で固まったが、まさかこれ程までに蝋が固まるスピードが早いとは・・・。しかも蝋燭は短くなっていない。この蝋燭も凄すぎじゃな!!)


「源五郎、がんばってー!!源五郎なら倒せる!倒せるよ!!」


アーチ少年が大声で応援してくれた。


(どう考えても頑張れば倒せるレベルじゃないだろう。しかし、アーチ少年がそう言うなら倒せるかもしれんからなぁ!それにしても蝋燭は効かないし、他は鞭と縄とビンタ。鞭で遠距離攻撃してみようかのう。活路が見出だせないけどやらない後悔よりやった後悔じゃ!!)


「回避するだけじゃ私を倒せないぞ。私を楽しませるんだろ。」


(誰もそんな約束してないぞ!わしはお前を楽しませるんじゃなく、アーチ少年を楽しませたいんじゃ!!)


「お前が攻撃してこないなら、そっちの奥にいる少年を先に攻撃するとしようか。」


「なんじゃと!!今からお前をボコボコにするからちょっと待っておれ!!」


(イケメンでもダンジョンの主でも強くても関係ない!大切なアーチ少年に危害を加えようとするやつはわしが許さん!!)


激昂したわしは鞭を出現させた。

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