52:絡みついたら離れない
アーチを守る為に赤鬼と戦う事を決意したわし。
(めっちゃ強そうじゃ!あの金棒で叩かれたら一発で終わるなぁ。とりあえず遠隔鞭で叩いてみるかなぁ。)
「ウィップラッシュ!!」
鞭先が赤鬼を攻撃しようとしたが、赤鬼の金棒で防がれてしまう。
「なんて事じゃ!鞭が効かないぞ!!もう一度、ウィップラッシュ!!!」
またもや鞭先が赤鬼の金棒で防がれたが、今度は鞭先が金棒に絡まる。
「これでは鞭で攻撃出来ないぞ。」
赤鬼は金棒に絡まっている鞭に動じず、こちらに走りながら金棒を振り上げた。
その瞬間、わしは赤鬼の方に引っ張られた。なぜなら金棒に鞭が絡みついているから。
(絶体絶命のピンチじゃ!鞭を、鞭を手放さなくては。)
鞭を手放してたわし。しかし、赤鬼が金棒を振り上げた勢いが強く、わしは赤鬼の方に吹っ飛んだ。
(これは終わった。完全に終わった。アーチ少年を守るとか言いながら赤鬼にやられる未来しか見えない。やられた後、アーチ少年はどうなる。・・・だめじゃ!最後に一矢報いるぞ!!!)
「バスタースラップ!!!」
わしがスキル名を言うと、赤鬼の顔に強烈なビンタをした。
ビンタを喰らった赤鬼はダンジョンの壁に激突した。
(うわぁーこれは完全に倒したな。モザイクが必要なんじゃないか。これ。)
わしは壁に激突した赤鬼を見ながらそう思った。
(あそこにあるのは赤鬼の魔石かなぁ。拾っておくとしよう。)
[レベルがあがりました]
[レベルがあがりました]
[レベルがあがりました]
[レベルがあがりました]
[レベルがあがりました]
[レベルがあがりました]
(なんじゃこりゃ!?レベル上がりすぎぃ!!!こんなにレベルがあがるくらいあの赤鬼は強かったという事か・・・。それにしても、わしのビンタすごいなぁ!!赤鬼に引っ張られ、勢いが加わった事でスキルを試した時よりさらに強烈なビンタになっていたわい!!もしかしてわし最強!?)
「源五郎!!!!」
「アーチ!!!!」
「すごい!赤鬼倒したんだね!!」
「アーチを守ろうと必死になったら倒せましたぞい!!」
「僕を守ろうとして必死に戦ってくれたんだ!僕嬉しい!」
(満面の笑みで嬉しい言うアーチ少年は特に可愛いなぁ!死を覚悟した後のアーチ少年の笑顔は最高じゃ!!!)
「なんとか倒せてアーチを守れましたぞい!!」
「ありがとう!!」
「そういえばこのフロアーを走り回ったが、赤鬼しかいなかったけどこのフロアーのボスだったんじゃろうか。」
「赤鬼、あんなに強そうだったからきっとボスだよ!!」
「・・・。アーチよ。なんじゃあれは?」
「えっ、えーーー!!!」
「これはかなりやばいなぁ。」
先程まで赤鬼が立っていた場所の奥から無数のモンスターが出現した。




