50:穴の中
「穴の中、暗くて見えないから魔法使うね。トーチ!」
アーチ少年が魔法を唱えると指の先に光が灯り、穴の中が照らされた。
「さすが、アーチ!おぉー明るいな!これで穴の中も丸見えじゃな!!それでは穴の中に入るとしよう。」
穴の中は2人が通れるくらいの通路、奥は暗くて見えにくいが少し広い空間があった。
「ここもお母さんとお父さんいなさそうだね。」
「そうじゃな・・・。」
穴の奥まで歩くとそこには金色に輝いた箱が2つ並んでいた。
「あっ、宝箱がある!」
「おぉー!お宝発見じゃな!!」
「これって源五郎の占い結果なんじゃない?暗い所でお金が手に入るって。」
(昨晩のスケベピンクが占い結果なので、これは関係無いと思うんじゃが。
ただ、スケベピンクが占い結果だったとアーチ少年に言えるはずもなく・・・。)
「あーあ。それじゃな!それ!そうかもしれないなぁ!!」
「きっとそうだよ!宝箱開けよう!!」
「そうじゃな。でも、宝箱がモンスターの可能性や宝箱自体が罠という可能性もあるからアーチはわしの後ろに隠れておくんじゃ。」
「うん。」
「じゃあ開けるぞい!まずは左側の宝箱じゃ!」
宝箱を開けると、種が一つあった。
「なんじゃこりゃ。」
「種だね。」
「そうじゃな。種じゃな。何の種か分からないが、この穴に来た他の冒険者がいたずらで宝箱に種を入れたのかもしれないなぁ。初めての宝箱からのアイテムじゃから一応持って帰るかのう。」
「でも特別な種かもしれないよ!!」
「そうかのう。」
「そうだよ!特別な種だよ!!」
「そうじゃな!何の種か分からないから特別な種かもなぁ。お金のなる木の種かもなぁ。」
「きっとそうだよ!お金のなる木!!お金のなる木!!」
二人は変なテンションになり、宝箱から種を回収した。
「よーし!次じゃ!次の宝箱はもっとすごいぞー!!」
「もっとすごい!もっとすごい!!」
「それじゃあ宝箱を開けるぞい!」
宝箱を開けると魔方陣が発生した。
「わぁ、なんじゃこりゃ!!」
「源五郎、どうしよぉ!!!」
「何が起こるか分からないからわしに捕まっておくんじゃ!!」
わしがそう叫んだ瞬間。魔方陣から白い光が出てわし達は光に包まれた。




