44:ようこそここへ
「グロースのダンジョンへようこそって書いてあるよ!!」
「そうじゃな!どうやらここがダンジョンのようじゃな!それにしても先程の草むらとは目と鼻の先じゃったなぁ。」
わしがスキルを試した草むらから徒歩15分〈グロースのダンジョンへようこそ〉と書かれた大きな看板がある洞窟にわし達は到着した。洞窟の入り口の前には門番の人たちやダンジョン目的かと思われる冒険者も多数いた。そして、露店が出ており完全にお祭り状態じゃった。
「お店も人もいっぱいだね!」
「そうじゃな!」
(あれはコッコ焼きの店!?どこにでもあるのかぁ!ローレンはやり手じゃな!)
「アーチ!薬屋ってのもあるぞ!!」
「源五郎、気になるの?気になるなら見に行こっ!」
(ここが薬屋かぁ。おぉーポーションや傷薬の塗るタイプやら入れるタイプもあるのか。
入れるってどこにじゃろ。はて。)
「いっぱいお薬あるね!!」
「そうじゃな!ポーションってどんな味がするんじゃろうか。」
「ポーション?僕がいればポーションは必要ないよ!!」
「確かにそうじゃが、ポーション飲んだことないから飲みたいなぁと思って。
すごーい美味しかったら水分補給にぴったりじゃろ!」
「僕もポーション見るの初めてで飲んだことないけど。」
「それならポーションを買って一緒に飲もうぞい!!」
「源五郎がそう言うなら一緒に飲む。」
「じゃあ買うとしよう。ポーション1瓶ください。」
「ポーションは30Pです。」
「はーい!30P!」
「毎度あり!!」
「ポーション買ったなぁ!!」
「ポーション買ったね!一緒に飲もう!最初に僕が飲むね!」
(最初にアーチ少年が・・・!?)
「ポーションってなんか変な味。源五郎もどうぞ。」
アーチ少年からポーションを受け取るわし。
(アーチ少年が飲んだポーションをわしが飲む。これは・・・間接的接吻!?)
「源五郎早く飲みなよ。もしかして僕が変な味って言ったから飲めないの?」
「そんな事は無いぞ!今飲むぞー!」
(まさかこんな展開になるとは、しょうがない。これはしょうがない。飲むぞー。)
「源五郎、味どう?」
「うん。なにやら、とても、美味しかったです。」
(あーあ、間接的接吻を意識し過ぎてポーションの味分からなかった。)
「源五郎、全部飲んじゃったもんね!源五郎美味しくて良かったね!!」
(わしはアーチ少年と間接的接吻する夢を見たんじゃ。完。)
「源五郎!ポーションも飲んだし早くダンジョン入ろう!」
(夢じゃなかったのかぁ!!ここは冷静になるとしよう。)
「そ、そうじゃな!ダンジョンに行くぞ。」
「源五郎、様子変。もしかしてポーションで変になっちゃった?」
「変になってないぞ!寧ろ元気ビンビンじゃ!!!」
「源五郎、ポーションで元気になっちゃったんだぁ!ポーションってすごいね!!」
「そ、そうじゃな。」




