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4:決意×スライムくん

(さっきのスライムがもう追いついてきたのか!?)

木の陰から現れたうねうねしたスライムと見つめ合うわし。


(火を放つスライムと縄の相性は最悪じゃな。これは逃げの一択じゃ)

そんな事を考えていると、木の陰からもう一体のうねうねスライムが現る。


そして後ろからもスライムが現れ、逃げ場を無くしたわし。

(もしかしてここはスライムの巣なのか!?スライムまみれの森なのか!?

これは戦うしかないなぁ。)


「いでよ。緊縛縄」

赤く光るスライムA・スライムBから距離を取りながら縄を出現させ後ろに現れたまだ光っていないスライムCを縄で縛っていく。


透明な液体状のうねうねした体にわしの縄が絡みつく

「スライム縛り完成」

すると縛ったスライムの体が光りだす。そしてスライムが消え石だけが残った。


(どういう事か分からんが、縛るとスライムを倒せるのか!)


何故スライムを倒したか理解していない源五郎だが、残り二体のスライムと対峙する。

しかし赤く光った二体のスライムの地面には魔法陣が完成されていて、今にも火を放とうとしている。


(縄が燃えたら戦えないなぁ。相性最悪じゃ。逃げるか・・・。

いや逃げても一緒じゃ。よしスライムを倒すぞ!!)


スライムを倒す事を決意する源五郎だが、状況は最悪。

スライムA、スライムBと次々と火を放つ。


「森の中で次々と火を放って火事にでもなったらどうするんじゃ!けしからん!!」


スライム二体の魔法をギリギリ躱して、わしはスライムAの体を縛る。

「スライム縛り完成」

すると縛ったスライムAの体も光りだし石だけが残った。


「あと一体じゃ!あと一体じゃ!フォーフォフォフォ!」


二体のスライムを倒し、勢いがついたわしは残り一体のスライムも縛っていく。

「スライム縛り完成」

透明な液体状のうねうねした体が消え去り石だけが残った。


「ふぅ~なんとか倒せたぞい!縄に火がついていたらアウトじゃったなぁ

スライムが残した石はなんじゃろ。とりあえず一つ拾おうか」


スライムが残した石を触ると

[レベルがあがりました]

機械が話すような声が頭の中で響き渡る。


「もしかしてわしレベルアップしたのか!?」

レベルの概念がある可能性を忘れていたわしは興奮しながら叫ぶ。

(このままレベルをあげたらわし最強になるのでは!これはレベルを上げるしかないなぁ)


残りの石を拾い終わるとレベルがさらに1あがったわし。

(経験値の代わりに石を触っていくシステムじゃな。かしこまりじゃ!)

と一人心の中で納得するわしであった。

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