35:屋敷を去るの巻
「おはようございます。源五郎さん、アーチさん昨晩はゆっくりお休みになれましたか?」
「いっぱい寝れたよー!ローレンありがとう!」
「何から何までありがとうございますぞ。ぐっすり寝れましたぞ!」
(アーチ少年とのふれあいドキドキナイトで全く寝れなかったとは言えないからなぁ。)
「お二人はこれからどうするか決められましたか?」
「昨晩の占い結果をもとに、陽の光が届かない暗い場所を探しながら旅をしたいと思いますぞ。」
「陽の光が届かない暗い場所ですね・・・そういえば先日この街の北にダンジョンが出現しまして、そこなら陽の光が届かない暗い場所という条件に当てはまっているかと思います。」
「ダンジョン!?あの冒険者の夢の場所、ダンジョン?」
「そうです。冒険者が集まって探索しているようですぞ。」
「アーチよ!ダンジョンに行こうぞ!!」
「でもダンジョンって危険なんじゃないの?」
「ダンジョンについて詳しい情報は冒険組合で確認出来るみたいですので話だけでも聞きに行ったらどうですか?」
「そうじゃな!ダンジョンでアーチの両親が見つかるかもしれないからなぁ。
アタル氏の占いはすごいからなぁ!!」
「なんか源五郎のアタルに対しての信頼度上がってる気がする。」
「信じる者は救われるというじゃろ!それじゃあ冒険組合に行きますぞ!
ローレン殿本当にありがとうございますぞ!」
「ローレンありがとう!!」
「またグロースの街にお越しの際は気軽に私の屋敷を訪れてください。」
わしとアーチはローレンに別れの挨拶を済ませ冒険組合に向かった。
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「源五郎さん、アーチさんこんにちは。今日も依頼受注ですか?」
「今日はダンジョンについて聞きに来たんじゃ!」
「先日出来たダンジョンですね。」
「そうじゃ!わし達もダンジョンに入れるのかな?」
「ダンジョンに関して冒険組合が管理しているので登録がお済みのお二人ならダンジョンに入る事が出来ます。ですが、ダンジョン内での出来事は自己責任となっております。」
「源五郎!やっぱり危険そうだからダンジョンに入るのやめておこうよ。」
「確かに危険な感じがするなぁ。ちなみにモンスターは出現しますかな?」
「はい。ダンジョンですのでモンスターは出現します。罠もあると報告を受けております。
低層でしたら出現するモンスターはスライムなど誰でも倒せるモンスターとなっております。また、低層での罠は確認されていないです。ダンジョン内で手に入れたアイテムや素材を受付に持ってきて頂ければ買い取りもしております。」
(あのウネウネがいるって事じゃな。知識の無かったわしは苦労したが、石を投げるだけで倒せるってアーチ少年が言っていたし大丈夫なんじゃないかのう。)
「アーチ。試しに低層だけ行ってみないか?無理にとは言わないが占いの件もあるし。」
「そうだね!低層なら僕でも大丈夫そうだし!源五郎もいれば安心だしダンジョンに行ってみよう!!」
「ダンジョンの入り口で登録証を見せれば入る事が出来ます。」
「丁寧にご説明いただきありがとうございます。」
「受付のお兄さんありがとう!!」
「シャー!!」
「おい!おまえら!!」
振り向くと例の露出高めな装備の20代後半の茶髪ロンゲ冒険者がいた。




