34:BPM120
(寝ようと言ったけども、アーチ少年が隣にいると思うと全然寝れないぞ。
って、アーチ少年はもう寝たのか。アーチ少年の寝息が聞こえる。
これはまずいぞ。ドキドキして完全に寝れないぞ。)
消灯した部屋の中で寝れないわし。ドキドキ。
「うーん。源五郎。」
アーチ少年がそう呟くと、わしの方に寝返りを打ってきた。
(わ、わっ!?アーチ少年!顔が近すぎますぞ。寝息がわしの顔にあたっていますぞ。
そして、アーチ少年のスベスベな足がわしの足に絡みついていますぞ。あわわわ。
紳士になれわし。鼓動よ静まれ!!!)
「う、うーん」
(こんな近くで甘い声を出すんじゃないぞー!もしかして起きてるのか!?)
「アーチ起きてるのか?」
「・・・。」
(完全に寝ている。この天使は完全に寝ている。よし、寝よう。なんとかして寝よう。)
(あーあドキドキして寝れないぞー!!!ってよくよく考えたらこの状況って占い結果なんじゃないのか!?暗くなった時、幸運な色がおとずれる。確かにアーチ少年がこんなに近くに来て足まで絡められているのはわしにとって幸運じゃ!色ってもしかして金色じゃなくピンク!?スケベピンク!?この状況は幸運なスケベピンクが訪れたという事か!?人生初のラッキースケベ到来って事か!!)
(今後について占ってもらったが、今後は今後じゃがこんなにすぐに占い結果があたるとは・・・。怒涛の的中率アタル恐るべし。)
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(もう朝か・・・。結局ドキドキして寝れなかった。)
「うーん!おはよう!源五郎!!」
至近距離で寝ていたアーチ少年が起きてわしに挨拶した。
「おはよう。アーチ。そろそろわしに抱きつくのをやめて欲しんじゃが。」
「わぁー!なんで僕、源五郎に抱きついてるの!?」
状況を理解して驚きながら顔を真っ赤にしたアーチ少年がわしに抱きつくのをやめた。
「寝返りを打った際にわしに抱きついてきたんじゃ。別にこのまま抱きついていても問題ないが、起きる時間じゃからなぁ。」
「ごめんなさい。」
「全然大丈夫じゃ!むしろ・・・」
「むしろ?」
「何でもないぞ!!抱きついてた事は気にしてないので安心して大丈夫じゃ!!」
「ありがとう!!」
「それじゃあ!準備したら行くとしよう。」
「うん!行こう!!」
「しゃー!!」
(シャルロットもお目覚めのようじゃな。それにしてもドキドキな夜じゃった。)




