24:初めてのお仕事
わし達はグロースの街から出て近くの草むらに来ていた。
わし達が受けた依頼はナオールという薬草を冒険組合に納品する依頼。
「初めての依頼といえば薬草じゃろ!!」
「僕、採取スキルあるし楽勝だね~!!」
「そうじゃな!!ふと思ったんじゃが、ナオールという薬草は知っておるのか?」
「うん!僕の村の周りにはあっちこっち生えていたよ!!」
「さすが!さすがじゃぞい!!」
「ナオールはねー日当たりが良い木の下に生えてる事が多いんだよー!」
「そうなんじゃな!という事は、あそこの大きな木が怪しいなぁ!!」
「そうだね!行こう!!」
(アーチ少年と初めてのお仕事じゃ!気合入れて薬草むしり取るぞい!!)
「あっ、あったよ!ナオール!!」
アーチ少年が指を差す方向を見ると深い緑色の葉っぱに白い花が咲いていた。
「この白い花が咲いているのがナオールなんじゃな!」
「うん!この葉っぱが薬草の部分!白い花は毒があるから気をつけてね。」
「毒!?毒があるのか!」
「うん!触ると痺れてしばらく動けなくなるから気をつけてね!」
(痺れちゃうのか!?この花を採取すれば何かに使えそうかも・・・。)
「源五郎!白い花見て何ニタニタしてるの?」
「花がキレイだなぁ!って思ってたんじゃ!」
わしは焦りながら答える。
「源五郎はお花好きなんだねー!あっ、この辺いっぱいあるよ!採取しよ!」
「おまかせあれ!!」
「源五郎、下手っぴー!ここはね。こうやってこうして気をつけながら採るんだよ。」
そう言いながら、わしの手を取り丁寧に教えてくれるアーチ少年。
(手と手が触れ合い、わしの心はアーチ少年に痺れて動けないですぞー。)
「僕と源五郎が出会ったのもお兄ちゃんの為に薬草を採っていた時だったね。」
「急にどうしたんじゃ?」
「ついこの間の事なのに懐かしくなっちゃって!その時、僕を助けてくれた源五郎かっこよかったなぁって。」
「改めて言われると照れますぞい。」
「あははは。源五郎照れた!照れた!!」
「わしの事をからかうんじゃないぞ!!」
そうこうしている間に大量のナオールをGETしたわし達。
大量のナオールは冒険組合の受付から渡された袋にバッチリ入っている。
「これを冒険組合に持っていけば依頼完了だね。」
「そうじゃな!じゃあ街に戻るとしよう!!」




