22:冒険組合の儀式
「それではこちらの水晶をお触りください。魔力を読み取り登録完了になります。」
「もし魔力が無い場合はどうなるんじゃ?」
「この世界に生きるものは魔法など使用出来なくても必ず魔力を持っております。」
(って事はわしも魔力持ちなんじゃな!魔力があれば魔法を使える可能性があるなぁ。
いつか魔法使いたいなぁ。)
「それでは源五郎さん、水晶をお触りください。」
わしはドキドキしながら目の前の水晶を触る。すると水晶は白く輝く。
(あぁ~なんだか心がポカポカするんじゃ~。)
「水晶から手を離しても大丈夫です。無事登録完了しました。
次はアーチさんどうぞ。」
「わぁードキドキする!!」
アーチ少年も目の前の水晶を触ると水晶は白く輝く。
「なんか、あたたかくて気持ちいいよ~!」
アーチ少年が気持ち良さそうな顔を真剣に見つめるわし。
(わしの天使がぁ!わしの天使がぁ・・・!!!)
「はい。アーチさんも登録完了です。」
「やったぁ!これで登録完了だね!源五郎!」
「あ、あぁ、そうじゃな!登録完了じゃな。」
「それではこちらが冒険組合の登録証です。身分証代わりにもなっております。初回は無料ですが、再発行はお金がかかりますので紛失しないようにお気をつけください。」
そう言って名刺サイズのプラスチックのような素材のカードをもらった。
登録証を手にすると微かに光った。
「光ったのはなんでじゃ?」
「これは登録者の魔力に反応して光る仕掛けとなっております。他の人が触っても光らない仕掛けとなっております。」
「おぉーそりゃすごいなぁ!!あとは名前とランクが書いてあるのか。」
「源五郎!見て見て!僕の登録証だよ!!光ってる!光ってる!!」
アーチ少年は嬉しそうに登録証をわしに見せてくる。
(初めて玩具を買ってもらった子供のようじゃのう。可愛いなぁ。)
「さっそく、依頼を受けるとしよう。受付の方よ!ご親切な対応ありがとうございますぞ。」
「またね!バイバイ!!」
わし達が受付の男性にお礼を言って依頼掲示板に向かおうとしたその時
「なんだよ!こんなガキが俺たちと同じ冒険者なんて笑っちゃうぜ!
ガキはお家に帰ってお父さんとままごと冒険者でもするんだな!!」
くさびかたびらのような防具以外は露出高め装備の20代後半の茶髪ロンゲ冒険者が笑いながら話しかけてきた。




