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19:わしは耳フェチなのかなぁ。

街の門をくぐると石畳の綺麗な道の脇に大勢の人たちやお洒落な建物が目に入る。

「おぉー大きな街じゃな!!」


「僕の村と大違いだぁ!すごいね!源五郎!!」


大興奮のアーチ少年とわし。特にアーチ少年は目を輝かせながらジャンプして興奮している。


「それじゃあ。アーチさん、源五郎さん、そこの時計台の短い針が《5》になりましたら私の館までお越し下さい。」


「かしこまりぞい。」


「わかったよー!!」


「それでは!!」


ローレンはそう言うと街の奥の方に向かっていった。


「よーし!アーチ!グロースの街を探検しようぞ!そして冒険組合に行くぞい!」


「探検!探検!!やったー!!」


わしとアーチは田舎者丸出しでグロースの街を歩く。


「もしかしてあそこにいるのは獣人かな?」

近くにいるほぼ上裸に近い服装のケモミミ男子を見ながらわしは言った。


「たぶんそう!僕も初めて見た!」


(アーチ少年も可愛いが、ケモミミ男子も可愛いなぁ!割れた腹筋も眩しい!)


「今、すれ違ったのはエルフかな?」


「たぶんそう!僕も初めて見た!」


(長い耳にお洒落な雰囲気の綺麗な顔立ちの色白イケメン!最高ですな!!)


「源五郎!ニコニコだね!!馬車の中だと疲れてそうだったけど源五郎ニコニコ嬉しい。」


「そうじゃな。馬車はちょっとなぁ。

でも初めて獣人やエルフを見たから、わしはご機嫌ニコニコじゃ!」


「僕も初めてだからニコニコ!!」


(しまった。今はアーチ少年と2人きり!それなのに獣人やエルフに変な事を考えているわし、けしからんかった。反省!反省じゃ!馬車ではローレンがアーチ少年にぐいぐい話しかけていたからなぁ・・・。アーチ少年との時間を大切にするとしよう。)


「源五郎!すごく美味しそうな匂いがするよ!あれ何かな?」


「アーチ!見に行こう!!」


わしとアーチ少年は美味しそうな匂いがする方向へ進む。


「焼きたて出来たてコッコ焼きだよー!美味しいよ!」

コッコ焼きを見ると串に刺さったお肉、まさに焼き鳥のような見た目のお肉があった。


「コッコ焼きだって!美味しそう!!!」


「アーチよ!食べようじゃないか!!!お店の方、コッコ焼きをもらうとしよう!」


「あいよー!何本にする?」


「それでは2本!!」


「あいよー!じゃあ20Pだよ!」


(20P!街に入る為に一人30Pだったのにコッコ焼き1本10P!?

コッコ焼きは高級品なのか!?)


「ローレンからもらったお金で払うね!はい!20Pです!」


「まいどー!」


「わぁー!コッコ焼きだよ!源五郎食べよう!」


「そうじゃのう!食べるとしよう!」


(これは美味しい!鶏肉のジューシーさ、プリプリした食感!

鶏ももの焼き鳥より弾力があり美味しい!しかもこのタレが甘辛い味付けでマッチしておる!コッコサイコー!!!)


「コッコ焼き美味しいね!源五郎!」

(口の周りにタレをつけながら笑顔で声をかけてくるアーチ少年も美味しそう。)


「美味しいなぁ!!それじゃあ冒険組合に行くとしよう。」

(他にも美味しそうなお店があるが、無一文になりそうなので先を急ぐとしよう。)


「うん!行こう!!」


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