18:うっかり三昧\(^o^)/
ローレンがお礼をしてくれるという会話があってからしばらく経ち、
馬の大きな尻の向こうに大きな街が見えてきた。
ちなみに街が見えるまでの間はグロースの街について会話をしていた。
グロースには宿屋はもちろん、酒場やレストランもあり、武器や防具、魔法書、魔法道具を売っているお店や冒険者が集まる冒険組合など様々な施設があるとの事。
食べ物はオーク肉以外にもコッコ肉やボア肉、バッファロー肉にコカトリス肉まで食べられているらしい。特にバッファロー肉とコカトリス肉は希少価値が高く滅多に食べれないとの事。そんな希少肉ならぜひ食べて見たいものじゃ。
ちなみに米のようなものは無いとの事。残念無念じゃ。
また、デザートの種類も豊富で特に《プルル》というのは人気との事。
《プルル》気になるぞ〜!!アーチ少年も知らないそうなのでアーチ少年にはいっぱい食べて欲しいなぁ!!喜ぶ顔が今から楽しみじゃ!!
「わーい!街だ!街だ!!」
「あれがグロースかな?」
「そうです!グロースです!!
そういえば街に入る為には身分証が必要なんですがお持ちですか?」
「「身分証!?」」
わしとアーチ少年は身分証が必要という事を初めて聞いてどうしようかと驚いた。
(街に着くまでかなり時間があったんじゃから、もっと早く言って欲しいぞ。)
「わし達は身分証が無いんじゃ。」
「そうでしたか・・・。ステラ村でしたっけ?小さな村から来たんでしたら無いのもしょうがないですね。私が街の門番に事情を説明するとしましょう。」
「おぉー助かるぞ!!」
「やったー!源五郎、これで街に入れるね!」
街の門の前まで到着するとローレンは門番に近づき事情を説明してくれた。
すると門番が馬車で待っているわし達に近づいてきた。
「ローレン氏の命の恩人という事を聞きました。源五郎とアーチで間違いないですか?」
「わしが源五郎でこちらがアーチ。」
そう言うとアーチが門番に向かってペコリと一礼した。
「ローレン氏から説明を受けましたので今回は身分証は不要です。
身分証は冒険組合で発行していますのでそこで発行してください。
また、この街に滞在するにはお一人30Pが必要です。」
「30ピー?」
「あっ、源五郎!僕、お金持ってきてない!」
「わしもじゃよ!!」
(まさか街に入るにはお金が掛かるとは。30ピーとはどのくらいの金額なんじゃろ。)
「おやおや。お二人はお金を持っていなかったのですか。
それでは、私が支払います。また、何かと必要かと思いますので100Pも渡しますぞ。命の恩人なので返金は不要です。」
「申し訳ないからなぁ。お金を作る方法はあるのかなぁ。」
「冒険組合の依頼をこなしたり、モンスターの素材、装備を売ったり、商売をしたり色々ありますよ。でも街に入らないと何も出来ないので今回は私に支払わせてください。」
「源五郎、今回はローレンに甘えようよ。」
「そうかぁ?アーチが言うなら今回はローレン殿に甘えよう。申し訳ないなぁ。
逆に借りが出来てしまって申し訳ないなぁ。」
「いえいえ。今頃、ゴブリンにやられていたのでそれを考えると160Pなんてどうって事ないですよ。」
「本当に助かりますぞ。先程から《P》と言っておりますが通貨の単位ですかな?」
「そうです。通貨の単位でペカの略ですよ。」
「アーチ知っていたか?」
「うん!もちろん知っていたよ!」
「皆、略して《P》と言っていますので。」
そうローレンが言うとわし達の代わりに門番にお金を支払って、アーチに100Pを渡した。
(ローレン!さっきはわしの縄で縛ると言って申し訳ないなぁ。
どの世界でもお金が必要なのは当たり前じゃ。うっかり源五郎でしたぞ。
今日は冒険組合に行ってお金を稼ぐとしよう。)
お金を稼ぐ事を決意したわし。ローレンのおかげで無事に街に入る事が出来た。




