136:インフィニティトロリー
「そ、それじゃあ僕から行くよ。不死軍団って言ってたから火が有効だけど、それだと森が燃えちゃうからー・・・生命が宿りし木々よ。咲き乱れろブルームウッド!!」
エルフ王キノがそう言うと無数の木々が生えモンスターが串刺しになった。
「キノの魔法は凄すぎじゃな!あいつとは規模が違うなぁ。それじゃあわしも攻撃するとしよう。インフィニティトロリー!!」
わしがそう言うと台車が一台出現した。
(えっ、これ攻撃スキルじゃないの・・・。台車って物を運ぶ時便利じゃが。台車でどうするんじゃ・・・。)
わしはそう思いながら台車に乗ってみた。すると台車が宙に浮かんだ。
(これはどういう原理じゃろ。移動用スキルで台車は乗り物という事かな。)
「そのまま進むんじゃ!!GO!GO!!」
わしは試しにそう言うと、台車は宙に浮かんだ状態で前進した。わしを乗せたまま。
(これ、楽しい。あとでアーチと一緒に乗るとしよう。それじゃあ次のスキルじゃな。)
「エレクトリカルスタン!!」
わしがそう言うと手から電撃が出た。しかし、モンスターまでの距離があり意味が無かった。
(わし、電撃を出せるようになっておる!魔法使いみたいでカッコイイぞ!これ!新しい攻撃スキルじゃ!!とりあえずモンスターまで近づいて攻撃するとしよう。)
わしは台車に乗ってモンスターの近くまで移動した。
(不死軍団って骸骨じゃったのか。鎧を着た骸骨に魔法使いのような骸骨、動物型の骸骨・・・強そうじゃな。そしてあれは・・・セクシーな姿をした骸骨。あれはどういう事じゃろ。とりあえず攻撃するとしよう。)
「エレクトリカルスタン!!」
わしは手から電撃を出して骸骨のモンスターを攻撃した。
(えっ、全然効いていない。なんでじゃ・・・まさか骨には効かない。せっかくの新スキルなのに・・・。ただ電撃でキラキラして綺麗なだけのスキルだった・・・。)
わしは悲しい気持ちで鞭を出現させ、鞭先を伸ばして骸骨を叩いた。
(やっぱりこれじゃな。これでビシバシ叩くのが効率いいなぁ。おぉー骸骨だからすぐ粉々になる。なんか楽しくなってきたなぁ。って不死軍団じゃからすぐに復活している・・・。粉々にしたのにこれじゃだめじゃな。他にスキルは・・・。今回スキルがたくさん増えたけど文字化けしていて使えなさそうなんだよなぁ。)
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名前:源五郎
LV:26
年齢:18歳 身長:183cm 体重68kg 種族:人族
ジョブ:拷問師
【固定スキル】
Live a Life
【スキル】
ウィップラッシュ:B+ バーニングキャンドル:B+
バスタースラップ:B ロープサクション:A
インフィニティトロリー:C エレクトリカルスタン:C
繧ケ繧ュ繝ォ縺?繧:荳 繧「繝ウ繝?繝シ繧ス繝ォ:荳
繧ヲ繧ゥ繝シ繧ソ繝:荳
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(読めないからスキル名を言えない・・・。豆って何じゃろ。)
「豆ー!!!」
(やはり何も起きないなぁ。鞭で叩くのも意味なさそうだし、縛っておくかぁ。)
わしはセクシーな骸骨を目掛けてカウボーイスタイルで縄をかけた。すると骸骨はすぐに消滅した。
(おぉー。消滅した。しかしこの量を縛っていくと大変そうじゃな。しょうがない。一旦、アーチとキノの所に戻るとしよう。)
わしは台車に乗ってアーチとキノがいる場所に戻った。
「源五郎!それ楽しそうだね。」
「楽しいぞ!後で一緒に乗りましょうぞい!!」
アーチはニコニコになり喜んでいた。
「モンスターに近づいたんじゃが、骸骨のモンスターじゃったぞ。大量にいて倒すまで時間がかかりそうじゃ。」
「源五郎くん報告ありがと!やっぱりアンデッドのモンスターだったんだね。アンデッドには火だけど、それだと森まで燃えちゃうからねぇ。ど、どうしようね。」
「それなら僕も攻撃してみる。なんだかいけそうな気がするんだー!源五郎、さっきのに乗せてモンスターの近くに連れていって!」
「かしこまりぞ!!しっかりわしに掴まっておくんじゃぞ!!」