106:これが至高と究極!?
腰に手を当てながらわしを除く全員がミルクを飲んでいた。
「「至高!究極!!」」
そう叫びながらアーチとマールがハイテンションで盛り上がっていた。
「これがよぉぉ!!サウナ上がりの至高と究極の一杯なんだぜぇぇぇ!!」
「こんなにミルクが美味しいなんてすごいねー!」
「アーチさん!本当にすごいですね!!」
アーチとマールが意気投合して嬉しそうに話をしていた。
「でも、至高と究極を味わえない源五郎は可哀想だねー。」
「大丈夫ですぞ!!みんなが楽しそうならそれでOKぞ!」
(それにしてもアーチの裸凄すぎたなぁ。一生の思い出にするとしよう。)
「源五郎!また変な事、何か考えてるでしょ!」
「か、考えて無いですぞ!至高と究極を堪能出来て楽しそうだなぁと思ってたんですぞ!というかヴァルゴはその男性と親密になっているみたいじゃが。」
「そうだぜぇぇ!ラージャは心の友だぜぇぇ!!この後、次の街までよぉぉ送ってくれるんだぜぇぇぇ!!」
「ラージャ氏というのか。初めまして源五郎です。」
「俺はラージャ・ダイター。拳闘士です。」
「ラージャ、拳闘士って何?」
「拳闘士はこぶしで戦う職業です。」
「「こぶしで!?」」
アーチとマールが驚き反応した。
「だから筋肉質な体じゃったんじゃな!!」
「ラージャはよぉぉ!転移石持ってるんだぜぇ!だからよぉぉ!次の街まで一緒に行けるんだぜぇぇ!!ちょうどよぉその街に行くって言ったらよぉぉ!心の友だからよぉぉ!」
「俺とヴァルゴは心の友です。」
(転移石があるのかぁ!これはラッキーじゃな。でも、ラージャは口調はまともじゃが、ヴァルゴと気が合うとは変わり者かもしれなぁ。)
「それじゃよぉぉ!ミルクも飲み終わったしよぉぉ!移動するとしようぜぇぇぇ!!」
「ヴァルゴ様、もうお帰りになられるんですか?」
受付のイケメンインテリメガネがヴァルゴに話しかけた。
「良い風呂だったてよぉぉぉ!カミューに伝えてくれよなぁ!!」
「かしこまりました。カミュー様に伝えさせて頂きます。それにしても、ここには最新式のマッサージ機もあるのに大変残念です。」
「マッサージ機!?しかも最新式のかよぉぉ!!!」
「マッサージ機って何??」
「マッサージ機ってのはよぉぉ!!それも至高と究極なんだぜぇ!!」
「「至高と究極・・・。」」
アーチとマールが興味津々に呟いた。
(あーあ。これはマッサージ機を堪能するパターンじゃな。)
そして、わしの予想通り全員でマッサージ機で至高と究極を体験した。