表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぞくデビ  作者: Tetra1031
167/524

第百六十六話 予言の仕組み

「しかし、そんな予言なんていう

スゴイ能力ある割には色々ヘマしてるよな。」


場が凍り付いた。


しまった

口が滑った。


落ち込んでいるのか

足元をじっと見つめるフクロウ。


言ってしまった以上仕方が無い。

悪いとは思ったが

これも気になっていた事だったのだ。


「あ・・・スマン。でも不思議なんだ。

外すハズは無い絶対の能力かと・・・。」


都合の良い人・場所・時を選べないにしても

見えたコトに関しては絶対だったら

それを基軸に据えればそうそう

負けない気がするのだが。


「フム・・・ワシにも不思議なんじゃが

どうも魔界・人間界・天界、この三つに

関しては動かぬのだが、この三界以外の

力が作用すると絶対で無くなってしまう。

過去ですら書き換わる現象が起きるのじゃ。」


過去が書き換わる。

なんだ

どっかで聞いた話だな。


三界以外の力

これが加わる事によって

世界の保有している絶対量が変動する。

その影響だそうだ。

魔神や魔王にしても

この三界の中の力で成り立っている。

この世界産の者には

どうこう出来ないらしい。


「そりゃ良い迷惑だな。」


俺の何気ない一言に

オーベルはカッと目を見開き

バサバサ羽ばたくと飛び蹴りをして来た。


「よくも呑気に、お主のせいじゃあ!」


聞いて見れば

前回の降臨はモチロン

その後のセントボージ城の救出まで

俺が関わったせいで

大事な予言がことごとく変化してしまい

大変だったそうだ。


「いや、三界以外の力っつたって・・・。」


ボディはアモン死体流用だ。

動かしているプログラム

質量の無い、この意識ぐらいだ。

しかも今はコピーと言うね。


これも

なんか似たようなフレーズを

どっかで話したな・・・。


「大筋は変化せんのじゃ

アモン様は早目に退場された。

大規模破壊は行われた。

スケルトンは予定通り行動に移った。」


そういえばストレガの生みの親だったんだっけな

ヨハンから聞いた話では

元の世界で言うウィルスをばら撒いて

ベレンを崩壊させる予定だった。

それを俺が悪魔ボディでコーティングして

しまったせいでベレンは無傷で救われた。


「しかし細かい所で変化が生じ

それが原因で意図せぬ方向に

流れて行ってしまう。」


確か平泳ぎ効果って言うんだ

知ってる。


しかし、そうなると

ひとつの疑問が出て来る。

俺はそれを確認した。


「俺は見えないのか。」


「そうじゃ、地上のアモン様は

界外の力故、界内のワシには

見えんのじゃ。」


じゃ

俺だけ占ってもらえないのか。

がっかり

いや、そんな事よりも


「じゃあ、もしかして俺は

捜索に関わらない方が良いのか。

俺が関わるせいでババァル生存ルートが

変化してしまう危険が」


仮設みたいな

逆効果でしたオチ

これは本気で勘弁だ。


「大筋は変わらんと言ったじゃろ。

逆に主様救命など

見えていなかった危機の回避など

助かる部分があるのも事実なのじゃ」


「改めて礼を言う。あの時は本当に

助かったのだ。ありがとう」


急に畏まってビルジバイツがお礼を言った。

いつもの不遜な態度とは打って変わり

しおらしい。


やめろ萌える

特にギャップ萌えでは無いハズだが

不意打ちは効く。


「それに拙者の現界がマイナスなど

有り得ぬ事でござるよ。」


だな

ダークのお陰で「メタめた」の

在庫が枯渇しないで済んでいる。

言うと突っ込みが入るだろうから

これは黙っておく。


「そうか、じゃあ今まで通り

俺は自由に活動させてもらうぞ。」


なんかオーベルとダークの視線が

「どうせ誰の言う事も聞かないクセに」と

訴えている気がするが

負けないもん。


「ただ予言で何か見えたら

俺にも教えて欲しいな。」


予言の仕組みは大体理解した。

俺には無い能力だ。

大筋が変わらないなら

やはりとてつもないアドバンテージになる。


その件はドーマの「メタめた」まで

早馬を走らせる事になった。

やはり拠点があるいうのは大事だ。

グレアに言っておかないとな。


俺宛てにモヒカンが馬で来るかもしれない。


「はぁ?」と首を傾げる

グレアの顔が頭に浮かんだ。

脳内でも例のポイントはやっぱり見えなかった。



×平泳ぎ効果

〇バタフライ効果 僅かな変化が原因で結果的に大きな誤差がでてしまう現象。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ