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ぞくデビ  作者: Tetra1031
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第百六十五話 井上ぇ!

次の日は朝から影の中にダークを忍ばせ

単独でアモン2000で出た。


郊外、人目の無い辺りで悪魔男爵バロンに変化

それからは飛行で移動した。

ちょっと面倒だが、この方が行動の自由度が出る。


前回、使用していた大気操作が

悪魔男爵バロンの状態では開放されていた。

これでほぼ無音で音速飛行が出来る。

以前のレベルが分からないが

感触としては、もう前回と同様だ。


あっという間にミガウィン族の集落まで到着した。


モヒカン達も馴れたのか

大騒ぎにならない。

ビルジバイツの威光か教育の賜物か

皆、ひれ伏した。


「なんじゃ、強うなっとるの」


一際大きく豪華なテントから

ビルジバイツが迎えに出て来てそう言った。

音をさせていないのに気が付いた。

彼女にも完全膝カックン耐性と

同様のセンサーがあるのだろう。


「今日は一人かや」


なんか表情が嬉しそうだな。

まぁ嫌がられるより全然いいが


「いや、ダーク。」


「ハッ。」


俺の声で影から飛び出し

控えるダーク。


「貢ぎ物にござる。」


夜作った新商品の数々

爪切り、耳かきなどなどだ。

受肉のビルジバイツには重宝すると思ったのだ。


俺は個々の使い方をレクチャーすると

狙い通り大層喜んでくれた。


テントの中に招かれ茶を頂くと

向こうから切り出して来た。


「今日はどうしたのじゃ」


「いや、ちょっとな相談なんだが。」


俺はシンアモン召喚を伏せ

バング親玉=ババァル説を話し

この推論の意見を窺う形を取った。


「ふむふむ。成程な

そうであるならばバングとやらに

我々としては協力せねばな。」


流石は魔王というべきか

落ち着いたモノだ。


「主様。残念ながらそのバングとやらの

親玉とババァル様は無関係でございますな。」


本当だ。

断定しやがった。


「確かか、爺。」


いいぞビルジバイツ。

理由まで聞いてちょうだい。


「はい。間違いございませぬ。」


「だそうだ。残念じゃの」


終わりかい。

仕方ない自分で聞くか


「どうして、そう言い切れるんだ。」


「爺が言うのであれば間違いないぞや」


だから、それが何でなのか知りたいのだ。


「ふむ、ワシの能力に由来するのじゃ」


ビルジバイツの肩からテーブルの上に

下り立つとオーベルは説明してくれた。


予言の能力

魔神13将・「計」のオーベル

最大の武器である策

その根幹を成す能力である。


「知る事実。ほとんどの者には

今目の前で起きている事じゃ。

過去の事は体験した事

あるいは記録を読んだり

人から聞いたりして

過去を知っている。」


この予言の能力は

目の前でない場所か人の過去と現在

更に未来の事実を知る能力なのだ。


この能力で封印に苦しむ

ビルジバイツを見て

前回の降臨の時に救出を決行したのだ。


「今現在ババァル様は苦しんでも

魔力の枯渇で弱ってもおられない。」


「すでに死んじまっているとかないよな。」


どうしても大量のバングを屠った

あの時、敵側に相当な痛手を与えた感触が

なんとなく俺の中から消えないのだ。


「過去に消滅された記録も無い。」


「今どこに居るのか・・・・」


愚問だな。

見えていれば救出に動いているだろう。


「ふーむ、その辺りが不便での

好きな時間、場所、人を

辞書でも引くように選べれば苦労せんのだが」


お告げの様にある時

突然見えるそうだ。


「ババァル様に関して見えた未来が

ひとつあっての」


嬉し泣きをしながら「助かりましたわ」と

微笑む顔だそうだ。


この予言が見えたからこそ

ビルジバイツの無茶な救出強行に

ついて来たというのだ。


「お止めして引いてくだされば

良かったのじゃがな」


その場合は人間界に行かない方が

正解の選択肢になるからだ。


「実際に1型と手合わせした拙者の感想でござるが」


ここでダークが割って入って来た。

あの1型の戦闘、異空間に自在に

出入りする能力はババァル、ヴァサーと

酷似していると感じたそうだ。

俺の仮説での慌てっぷりは

それを肌で納得してしまったのだ。


「単純に時空系はそのお二方以外にも

いるということじゃろう。

誰が点火しても焚火は焚火じゃ

似てるもクソもあるまい」


くそう

なんか、こんな小動物に

なんかムカつく


ダークも感じているのか

「むぅ」と言って黙ってしまった。


「そうは言うても、そうそう

誰でも使える能力ではないぞや。

こうは考えられまいか・・・。」


人差し指を立て

ビルジバイツがなんともジャンプな仮説を

言い始めた。


「何らかの術でバングとやらに

囚われ、無理やり協力させられておられる。

ババァル様の時空系を重要視しているから

苦しみなどは与えず軟禁状態とか。」


そんな・・・


そんな・・・


そんなセリフの95割が


「黒崎くーん!」しか言わない。

ヒロインみたいな設定なのか

まぁ

確かに乳や髪型は似てるケド


「おおぅ!それに間違いないでござるよ」


燃えるダーク。

お前こういうの好きそうだもんな。


「それも否定できませぬな。

いや、むしろその線が濃厚・・・。」


おいフクロウ博士。

適当すぎないか。


「お助けせば!」


「ですな。」


「でござるよ!」


盛り上がる悪魔軍団。


「いずれしろバングを追い詰めりゃ

ハッキリするんだろ。やってやるよ」


そうなんだよな

ウラハラさん。


出展

なん・・・だと・・・

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