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ぞくデビ  作者: Tetra1031
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第百三十九話 引っ越し

「雑貨と言っても様々ですが・・・。」


具体的に何を売るのか

グレアはそれが気になる様だ。

まぁそれはそうだろうな。

て事は


「住み込み店長は承諾してくれるのか」


俺は先にそれを確認した。

グレアにしてみれば願っても無い

条件だそうで快諾だ。

今の政府関係の仕事を辞めると

同時に寮も出なければならないのだ。


ここは目の前にゲッペも居るし

人間街だがドーマに来ている人なので

魔族と言うだけでベレン程白い目で見られる事は無い。


「商品はこれから決める。取り合えず

引き受けてくれてありがとう

これからよろしく。」


俺はグレアに握手を求めた。

グレアは少し驚いた様子ながらも

手を伸ばしてくれた。


さて、何を売るかだが


「ハイハーイ。」


「はい、ミカリン」


「教会前だし只の水を聖水って」


お前、本当に天使か。


「駄目だろ。」


あっさり却下する俺。

ゲッペちゃんの黄金水なら

俺が買い占めるが


「ですねぇ。教会内で

それは既にやっていますからねぇ」


ユークリッドの衝撃発言。

教会で売っている聖水は只の水だった。


「アクセサリーでどうだ。

仕入れ、制作は俺がやるよ」


悪魔男爵バロンの金属操作を試したい

どうせならここで売ってしまえ。


「うんイイんじゃない。腐らないし

一個一個は重くないし故障なんかの

クレームやアフターケアも要らないだろうし」


ミカリンを始め、その他の面々も同意した。

後は店の名前だ。


「ゼータ・アモンが作る合金って事で超合金Z!!」


ゼットをゼェーッっと発音して

ミカリンが叫ぶ。


魔神がZですか。

確かに合ってるが

この作品はデビルマンなんだが


「カワイイ名前がいいなぁ」


ブリッペがそう言うと

アルコとグレアが頷いた。


女子軍団がやいのやいの始まった。

結局、俺が決めろという流れになり

文句を言うなと念を押してから


命名 金物屋「メタめた」


文句を言わないと約束してしまったが為

微妙な表情の女子軍団。

ユークリッドだけは反応が違った。


「なんか建物・・・揺れませんでしたか」


まさかとは思うが名付の効果が

建築物にまで波及するとは考えにくい。

仮にあったとして一体どんな効果があるのだろうか

揺れたなんて、きっと気のせいだ。


「じゃあ部屋割りだな」


3階は女子軍団の部屋にした。

これなら通過で男子が通る事が無い。

2階の一室に俺の部屋。

残りは客用で良いだろう。


「マスター。我の部屋はどこですか」


「あぁ2階ならどこでもって・・・。」


俺は返事の途中で固まった。

いつの間にかナリ君が紛れ込んでいたのだ。


「・・・なんで居るの」


「仲間外れは酷いです。マスター」


確かに最近はその文句ばっかりを聞かされている。

事実、ドーマに来てから別行動ばかりだ

ナリ君には寂しい思いを・・・。

いや、別で良いんだろ

ドーマに送り届ける旅路だったんだから


「ナリ君にはもうでっかいお屋敷があるじゃない」


「王としてはそこに居ますが

何と言えば良いか・・・ただのナリ君の

居場所を所望する次第です。」


王も息抜きが必要か

ヴィータも肩が凝ると良くボヤいていたし

部屋も余っている。


「2階のどこでも好きな部屋をどうぞ」


「マスターの部屋は」


俺は背中側の扉を指さした。


「では、その隣で」


なんか嬉しそうだ。

ドーマ首脳陣が怒鳴り込んできそうだが

俺が攫ったワケじゃない

来てから考えるか。


俺は3階に上がって女子軍団に

魔族の王が居候する事になったと

声を掛けて置く。


その後は自分達の引っ越し作業だが

アモンキャリアに積んである物を

運び込むだけであっという間に終わった。


うん。どの部屋も殺風景だ。

荷物、というか家具が無いんだな。

買い揃えよう、資金は地下通路から

持ち出した金塊で潤沢だ。


「ユーさん。」


「何ですか。」


「この辺に良い雑貨屋はないですか」


「・・・。」


その後はアモンキャリアに乗り込んで

家具等を買い出しに出かけた。


ナリ君もついて来たが

王の衣装でない、出会った時の

黒づくめなのでドーマの人も

気が付かなかった様だ。

騒ぎにはならずに一通り揃える。


運び込む頃にはすっかり日が暮れてしまった。


俺達は騒ぎにならなかったのだが

ドーマ政府関係が騒ぎになっていた。


「王よ。困りますぞ」


勘を働かせて、俺達の元を

訪れたルークスがブリッペの作った

夕飯を何故か一緒に食いながら

ナリ君を叱っていた。

平らげてから連行していった。

「我の部屋には勝手に入らないで」と

言い残しナリ君は消えた。


「本当に美味しいですねぇ

これは法を改正して飲食店に今からでも」


ユークリッドは何か不気味な事を

呟きながら食後、回収にやって来た

教会の馬車に連行されていった。


結局、何がしたかったんだろうか

・・・・

ユーは何しに俺んちへ


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