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私と「氷雪記」

●私と「氷雪記」


 「氷雪記」を最初に考えついたのは、私が中学2年生の時でした。


 とある女性作家さんの和風ファンタジー小説を初めて読んで、衝撃を受けたのがきっかけです。

 もともと漫画やライトノベル、ロールプレイングゲームが大好きだった私は(今も好きです!)、和の世界観での物語がとても新鮮に感じられました。

 そして、自分でも和の雰囲気でオリジナルのファンタジーを作りたいと思うようになりました。


 そして出来上がったのが、この「氷雪記」です。





 でも、物語を考えるのは好きでしたが、作品にしようとまでは思っていませんでした。

 あくまで物語を考えることと、物語のキャラクターやお気に入りのシーンを“らくがき”するのが好きなだけでした。


 そのまま時は流れて、進路も文学系ではない大学に進学しました。もともと文学とは違う、別の夢を持っていたからでした。


 それまで「氷雪記」を作品の形にしようと思っていなかった私ですが、大学生になって転機が訪れました。





 通学に片道2時間以上かかってしまうので、移動中に本が読めれば良かったのですが……乗り物酔いする方だったので、それが叶いませんでした。


 そこで私は、「本が読めないのなら、創作をすれば良いのでは?」と思いつきました。

 携帯の画面をずっと見続けるのは酔ってしまうので無理ですが、頭の中である程度まで文章を考え、それを素早く打ち込むぐらいなら何とかなりそうでした。(時には夢中になってしまって酔いかけたこともありましたが)

 携帯を打っては目を瞑って、打ってはまた目を瞑ってという、端から見れば大変怪しい動きで私は小説を書き始めました。


 それが2008年のことです。

 いくつか考えていた物語のうち、一番思い入れのある「氷雪記」を選びました。


 作ったサイトに、ちまちまと連載をし続け(今はそのサイトは更新しておりません)、さらに2010年からこちらの小説家になろうさんで投稿を始めました。


 現在は2017年。書き始めてから完結させるまでに9年もの月日がかかってしまいました。



 思えば、超のつくド素人の私が、いきなり長編にチャレンジしたのは間違いだったのかもしれません。

 実は小説を書いたことなど、ほとんど無かったのです。

 せいぜい、高校時代に校内でのコンクール(担当だった国語の先生が、応募作品が少なすぎると困っていたので)に原稿用紙4~5枚程度の短編を一度書いた程度の経験しかありませんでした。


 なので、当然ながら途中でたくさん躓きました。

 頭にイメージはあっても、それをどう言葉にすれば良いのか分からずに、筆が止まることもしょっちゅうでした。(未だにそうです)

 話の展開は決まっていても、実際に書いてみると細々としたところで矛盾が生じたり、自然な運びにならなかったりと、うまくゆかないことばかりでした。物語自体の練り直しも行いました。


 でも、どんなに進みが遅くても絶対に完成させようという思いで書き続けていました。


 なので、こうして完成させることができて、本当に心から嬉しく思っているところです。

 拙い作品ではあるかもしれませんが、私にとっては大切で愛しい宝物です。





 もし、長い間この物語を追ってくださった読者様がいらっしゃるとしたら、こんなにも時間がかかってしまったことへのお詫びと、ずっとお付き合いくださったことへの感謝をお伝えしたいです。

 完結させることができたのは、読みに来てくださる方がいたからです。

 支えられました。励みになりました。

 本当に、本当にどうもありがとうございました。 


 もちろん、最近この物語を知ってくださった読者様も、この先の未来で物語と出会ってくださる読者様にも、同じく心からの感謝を。





 最後に……

 まだ練っている段階ではありますが、次回作も考えております。

 またまた和風ハイファンタジーですが、今度は恋愛が話のメインとなる予定です。(中編ぐらいにするつもりです)


 感謝の気持ちを創作の活力に変えて、これからも作品を作り続けてゆきたいと思います。


 それでは、ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。



ゐく

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