レミリア編2 「激闘!人間vs吸血鬼! 疾走!○○の波紋!」
おっすおっす!桜花だよー!!
休暇なんてなかった!仕事は次々と私も襲ってくる!
はぁーーーーー!!!
ゆっくりしたい(棒
「ようやく見つけたぞ!父上の仇!!」
父上の仇である小さな女性に向かって
指を指して言う○○
指を指した後、腕を交差したりと
身体を動かし、戦闘の構えをとり
「いくら小さな女の子の姿をしていようと、君を倒す事に罪悪感なしッ!!」
と、言った後
小さな女性に向かって突撃をする○○。
……
「いくら小さな女の子の姿をしていようと、君を倒す事に罪悪感なしッ!!」
僕は小さな女性に向かってそう言った後
素早く動き、一気に接近戦へと持ち込む。
「せっかちさんねぇ」
小さな女性は僕にそう言うと
小さな手のひらを僕に向けて弾幕を放ってくる。
僕はこれまでに
数え切れないほどの弾幕を避けてきた
こんな通常弾幕でやられるほど、僕は落ちこぼれてはいない!
「ッ!」
僕は小さな女性が放つ弾幕を一つ一つ小さく避けながら
徐々に近付いて行く。
弾幕を避けながら、ゆっくりと進み
そして、小さな女性はついに僕の距離に入る。
「くらえ!ズームパンチッ!!」
僕は肩を外して、己の腕の射程距離を伸ばした
本来、このような技は痛みが代償としてくるが
僕はその痛みを波紋で和らげる事が出来る
つまり、僕はこの技を使っても痛みはあまり感じない。
○○の腕は伸びたかのような状態になり
そのまま突き出した腕は小さな女性へと向かって行く。
「なかなかと面白い事をするじゃない」
小さな女性はそう言うと
背中にある黒い翼をバサっと動かし
そのまま空へとあがる。
「空からの攻撃はどうかしら?」
小さな女性はそう言うと
空に飛んだ状態から通常弾幕を放つ。
「空へ逃げれば、僕が手を出せないと思ったら大間違いだ!」
僕は一旦距離をとり
小さな女性から放たれる弾幕を避ける。
そして、ある程度の弾幕を避けて
波紋の呼吸を整える。
「波紋の呼吸を整えるんだッ!」
すぅー…はぁー…と
息を吸っては吐きの繰り返しをした後
「くらえッ!仙道波紋!」
僕は右の拳で地面を殴るような感じに突き出した
すると…
「ッ!!」
小さな女性の飛んでいる真下の地面から
円陣が現れ、その円陣から光のようなのが発生する。
「へぇ…、なかなかと興味深いわ」
しかし、余裕と言わんばかりの態度で
僕の攻撃は簡単にかわされる。
「くッ…、僕は○○家の一人だ!この程度で挫けやしないッ!!」
僕は弾幕を混ぜながら仙道波紋を何度もやった
だがそれも、あの小さな女性には当たらない
さらに無駄に波紋を使いすぎたことによって
僕はこれまでにない疲れが来していた。
「はぁ…はぁ…」
呼吸が酷く乱れ、整えようにも
それが出来ないほどにまで、僕は自分の身体に蓄積する疲労に気がつけなかった。
「あらあら、さっきまでの威勢はどこに行ったのかしらね」
クスクスと右手の人差し指を唇の下に当てて笑う小さな女性
くそ…、なんて無様なんだ…
僕は父上の仇をとるために…、修行して…
七年間探し続けて…、ようやく見つけたと言うのに!!
「くそッ…、くそォッ!!」
僕は地面を殴りつける
悔しい気持ちがいっぱいで
無様な自分が許せなくて
僕はただただ…、地面を殴った…。
「……」
僕が地面を殴っている間
小さな女性は何も言わず、ただじっと僕を見つめていた。
しばらくして、僕が地面を殴るのを止めると
小さな女性はゆっくりと僕に歩み寄ってくる。
それだと言うのに、僕はもう…
動こうとも、顔を上げようともしなかった…。
そして、小さな女性は僕の近くまで歩み寄り
小さな手を僕に差し出してくる。
「なっ…」
「○○、私と一緒に来なさい」
「なんだと…?」
「あなたは元々、私と共に来るべき存在」
共来るべき存在…?
何を言っているんだ…この子は!?
いきなり一緒に来いと言われても
はい、わかりましたと言える訳がない!
それに父上の仇だぞ!?
僕は深く考えた
何故共に行くべき存在なのか
それならば何故、僕は父上のもとで育って
何故、父上は殺されたのか…。
考えれば考えるほど
多くの疑問が浮かび、そのうち考えるのも苦痛になってくる。
「○○…」
小さな女性の手が、僕の頬に触れようとしたその時
「その者に手出しはさせん!!」
突然聞こえてきた大きな男性の声
声が聞こえてきたと同時に、弾幕が小さな女性を襲う。
「チィッ!!下種な人間共め!!」
小さな女性は僕から離れ、弾幕を避ける。
そして、僕の前に背の高い男性が現れ
僕を守るようにして、目の前に立つ。
それと同時に、僕はついに限界がきて
地面に倒れる。
意識が朦朧とする中
僕は最後に、小さな女性の声を聞いた…。
今回はここまで!
これを書くのにも疲れると言う…ははッ、ワロス