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昔は仲が良かったヤンデレ美少女幼馴染になぜかいじめられてます  作者: アレクサンダー
フッたはずの幼馴染がなぜか一緒の高校にいて、俺のことをいじめてくる件
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どうにかしたい

「そして、この3人とも共通点があります」

「え、な、なに?」


「3人とも二葉明と恋仲かそれに近い関係だったことです」

「…………そうだったのね」


「け、けど、流石に会長に近い女子が3人も自殺していたら不自然じゃない?」

「それが、A子ちゃん以外は会長と仲良かったことは知られていなかったんです」

「じゃあどうしてあなたが知っているの?」

「わ、わたしは、独自に調べて知ることができました」

「え、すごいじゃない!もっと情報はあるの?」

「残念ながらありません」

「ど、どうして、、、」

「…………二葉、二葉叶に脅されたからです」

「ど、どういうことよ」

「ある日、知らないアドレスからメールが届きました。内容は私の家の近くの公園に指定された時間に来いという内容でした」

 


「公園で待っても誰も来ないので帰ろうとしたら後ろから


『振り向くな、振り向いたら刺す』


 そう言われました」

 


「刺す?」

「そうです。私の首元に刃物が当てられていました」

「それが叶だったのね」


「声しか聞けなかったですが、おそらくそうです。そして調べることを辞めろと私に言いました。このまま続けるならお前の友達と同じ目に遭わすと言われました」

「そ、そんなことを、、、」

「だから、私は調べることを辞めました。静かに生きていくことを決めたんです」

「……そうだったのね」


 思った何倍も叶はやばかった。兄への愛でここまで人はおかしくなれるのかな?


「だ、だから」


 花は私の手を取りまっすぐ見つめる。


「先輩もあの子に関わるのは辞めてください。私、先輩が酷い目に遭うなんて耐えられません」


「大丈夫」

「え?」

「私、運はいいから」



   ♢



「やっぱりヤバい奴だったのね」


 私は帰宅後、事の顛末を舞に話した。


「で、どうするの?正直こんなにおかしい子を私たちでどうにかできるとは思えないんだけど」

「………………」


 確かに、二葉叶は狂っている。生まれながらにして通常の人より何かおかしいのだろう。


「………………一つすごい情報を聞いた」

「えっ?」

「花から教えてもらったんだけど、去年二葉叶の小学校の先生が辞めたらしいの」

「それがどうしたの?」

「花によると、その先生は二葉叶と仲が良かったらしいの」

「うん」

「けど、突然夏休み明けに辞めたらしいの」

「まぁ、そんなこともありそうだけど」

「私はこの先生が何か鍵を握ってる気がする」

「そうかなぁ」

「とにかくこの先生に会ってみる」

「大丈夫かなぁ」

「舞はどうする?」

「もちろん行くに決まってるでしょ!綾香1人を危ない目に遭わせるわけにはいかないから」

「ありがとう」




  ♢

 


「この街にその先生がいるのね」

「私が調べたところによるといるらしいわ」

「あなたの調査力はどうなってるのよ」

「お金をかければなんとでもなるのよ」

「流石社長の娘」


「あと、衝撃な事実がわかったわ」

「え、なに?」

「その先生のこと調べていくうちに判明した事なんだけど」

「うん」


「その先生が辞めたのは退職じゃなくてクビだったの」

「え?辞めさせられたってこと?」

「そうなの。そして理由がすごいの」

「…………なんなの?」

「生徒に対する性加害未遂事件を起こしたからなの」

「…………え?どういうこと?」

「しかも、その被害者は…………二葉叶」

「は、え、ど、どういうこと、意味がわからないわ」

「そうだよね。本当にどうなってるのかしら」

「そんな危ない人に私たちは会いにいくの?」

「そう。…………だけど、私の勘なんだけどこの先生はそんなに危ない人じゃない気がするの」

「けど、性加害を起こした人なんだよ。未遂かもしれないけどさ」

「大丈夫、いざとなったら誰か呼べるようにはしてるから」

「な、なら、安心できるのかな」

「絶対、舞には何も起きないようにするから」

「いや、私じゃなくて綾香も心配よ」

「…………ありがとう。絶対無事で帰ろう」

「当たり前よ」


「あっ、着いたみたい。この一軒家に住んでるらしいわ」

「ここね」


 普通の一軒家。何も変哲もない家だった。


 ピンポーン


「出ないわね」

「いるのかな?」

「仕事はしていないらしいしいるとは思うけど」


『…………なんですか』


 インターホンから声が聞こえた。


「こんにちは、お話聞かせてもらうためにお伺いしました」


『…………帰ってくれ』


 プツッ


「切れたわね」

「めちゃくちゃ無愛想ね」

「どうしよう」


 言葉に覇気が無かった、、、


「叶の名前出すしかないわね」

「大丈夫かな、、、」

「それしか方法ないもの」


 ピンポーン


『…………なんなんだ君たちは、帰ってくれと言っているだろう』

「お話があってきました」

『聞く気はない。帰りなさい』

「二葉…………二葉叶について話を聞きたくできました」

『………………帰ってくれ』

「あなたはあの子と深い関係がありますよね?」

『………………話さない』


 頑なに話す気が無いらしい。何を言っても無駄なように感じる。


「もう無駄よ。綾香帰りましょう」

「そうね」


「じゃあ帰りますので、あの子を救う最後のチャンスかもしれないのに残念です」

『………………』


 反応無しか、、、1番当てにしてたのにな、、、


「じゃあ帰りましょう」


 一軒家を後にしようとしたその時、、、


『待ちなさい、今救うと言ったか?』


 インターホンから声が聞こえた。

 

「…………言いましたけど何か?」

『………………話すから入りなさい』


「綾香やったわね!」


 いきなりの心変わりはなんなんだろう。

 私たちは敷地内に足を踏み入れ、扉の前に行く。


 ガチャ


 扉が開き、50歳前後に見える男性が見えた。

 この人が、、、この人が、()()()ね。


「先ほどは酷い対応してしまって申し訳ない」


 開口一番謝ってきた。


「いえ、お話していただけるだけありがたいです」


「あの子を、あの子を救ってやってくれ」

「え?」


 予想だにしない言葉に私たちは驚いてしまった。


 

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