表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
昔は仲が良かったヤンデレ美少女幼馴染になぜかいじめられてます  作者: アレクサンダー
フッたはずの幼馴染がなぜか一緒の高校にいて、俺のことをいじめてくる件
48/51

関わるな

「教えてほしいの、二葉叶のことについて全部」


「………………え?」

「知ってるんでしょ?」

「……………………」

「大丈夫。私には安心して話してほしい」

「え、えっと、そ、それは、でも」

「話せない?」

「ちょ、ちょっと、こ、怖い、かも、しれないです」

「ふーん」

「ご、ごめんなさい」

「私は信用できないの?」

「い、いえ、そういうわけでは…………ないです」

「じゃあ何に怖がってるの?」

「そ、それは」


 迷ってる。けど、あとひと押しでこの子は堕ちる。


「ごめんなさい。やっぱり話せません。お金も先輩からは受け取りませんので、、、」

「いや、お金はあなたが話すか話さないか関係なく渡すわよ」

「え、、、」

「当たり前よ」

「ど、どうして先輩はそこまで私に優しいんですか?」

「…………私にとってもあなたは大事な存在だからよ」

「え、、、」

「この夏休みの間ずっと一緒にいたよね」

「は、はい」

「私はどんどん花のこと好きになったけど、花は私のこと好き?」

「も、もちろんです!」


「先輩の美人なのに着飾らないところ、こんなにすごい人なのに私なんかと一緒にいてくれるところ、優しいところ、全部全部全部大好きです。私の憧れの人です。」


「私もあなたの愛と同じくらい花のことが大好き。だから、花が困ってるなら助けてあげたい。別に話してくれなくても助けるのは当たり前」

「………………」

「だから、気にせずお金は受け取って」


「じゃあ、私は帰るね。お金のことについては、また連絡するね」


「ま、待ってください!」

「ん?」

「…………は、はなします」

「え?」

「話します。…………二葉叶のこと話します」


 ついに、、、ついに来たわ。


 これで、、、


 計画通りね。



   ♢

 


「まずは、なんで話そうと思ったの?」

「先輩は助けるのは当たり前って言ってくれてるのに、私が何もしないのは違うと思ったからです」


「私も先輩の助けになりたいんです」

「…………ありがとう」


 花が一呼吸置く


()()()のことですよね?」

「そう、知ってること全部教えてほしいの」

「わかりました」


 ようやく、ようやく、知ることができる。


「あの子…………二葉叶を一言で表すとしたら、、、」


「…………うん」


「サイコパスです」

「…………サイコパス?」

「そうです。しかも()()()の存在によってその残虐性が表に出てしまうのです」

「あ、ある人って?」


「二葉明、叶の兄であり、現生徒会長のことです。」


 やっぱりね。なんとなく点と点が線になった。


「花と叶はどういった関係なの?」

「…………仇です」

「仇?何をされたの?」

「私の…………親友が……彼女に壊されました」

「壊されたって、、、どういうことなの?」

「わかりました、ちゃんと説明します」


「私の親友…………仮にA子ちゃんとします。A子ちゃんは優しくて、とても可愛い女の子でした。」


「そんなA子ちゃんは小学4年生になった頃にある人に恋をします。その人はスポーツ万能で勉強もできて、顔もカッコいい、そんな完璧な人でした。」


「そ、それって、、まさか」


「そうです。A子ちゃんは二葉明に恋をしたのです。けど、A子ちゃんは奥手な女の子でした。なかなかアプローチはできませんでした。」


「そんなある時、A子ちゃんの友達のひと押しによってA子ちゃんは二葉明に告白をしました」

「その友達って、、、」


「そう、私です」


「私のひと押しにより告白したA子ちゃんは二葉明ととてもいい雰囲気になりました。」

「告白は成功したの?」

「まずは友達からという回答でしたが、とても前向きな返事だったそうです」

「そうだったの、、、」


「そこから2人はとても仲良くなっていき、付き合うのも時間の問題だと周りから言われていました」

「一見なにも問題ないように見えるけど、、、」


「しかし、しかしですよ。2人が仲良くなっていくことをよく思っていない人がいたんです。」

「…………それが、それが、あの子だったのね」

「そうです。二葉叶は…………」


 花は意を決したように私を見る。


「二葉叶は重度のブラコンだったんです。しかもとても拗らせた愛だった」

「………………」

「当然、A子ちゃんと二葉明の関係を認めるはずもなく、2人を引き裂こうとします」


「それでもA子ちゃんは二葉明のことが好きだった。だからちょっとの嫌がらせなんて耐えていたんです」


「けど、ある日事件は起きました」

「な、なにが、あったの?」

「A子ちゃんが飛び降り自殺をしたんです」

「え、、、」

「ギリギリ一命は取り留めましたが、A子ちゃんは身体に重い障害が残ってしまいました」


「A子ちゃんは自殺なんてしようとする子では絶対にありせん。絶対に二葉叶によって引き起こされた事件です」


 話を聞いていると気になる点が出てきた。


「その話で気になる点があるんだけどさ」

「はい」

「証拠とかはないの?不自然な自殺未遂だったら何か証拠は無かったの?」


「そこが二葉叶のすごいところです。おそらく証拠が残らないようにしたと思うんです」

「どうして、あなたは証拠も無いのに叶が犯人だと思ってるの?」

 

「3つ理由があって、1つ目はA子ちゃんが自殺未遂をする前に『私になにかあったら二葉叶が犯人だと思って』と言ってきたことです。」

「そんなこと…………言われていたのね」


「2つ目は事件の前日にA子ちゃんと叶が言い争いをしているのを見てしまったからです」

「どんな言い争いをしてたの?」

「遠くてなにを話しているかは聞き取れませんでしたが、叶が怒っている様子は分かりました」


「そして、3つ目は同じように自殺をした人はA子ちゃんふくめて3人いるということです」

「え?どういうことなの?」


「A子ちゃんの前に1人、A子ちゃん後に1人、私の学校では自殺が起きたんです」

「そ、そんなことが、、、」

「A子ちゃんは助かりましたけど、2人は亡くなりました」


「そして、この3人とも共通点があります」

「え、な、なに?」


「3人とも二葉明と恋仲かそれに近い関係だったことです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ