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昔は仲が良かったヤンデレ美少女幼馴染になぜかいじめられてます  作者: アレクサンダー
フッたはずの幼馴染がなぜか一緒の高校にいて、俺のことをいじめてくる件
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運命の前日譚

「それにしても、綾香と会長はお似合いだと思ってたので嬉しいですよ」

「嬉しいよ。そこまで褒めてくれるなんて。な、綾香」

「……う、うん」


 辞めて辞めて辞めて。お似合いなのはあなたでしょ?

 言いたい言いたい言いたい。「本当は付き合ってない」って言いたい。

「本当に好きなのはあなた」って早く伝えたい。

 


「一ノ瀬君はどうしてお似合いだと思ったんだ?」


 私の心を抉るような質問ばかりをする。

 こうやって私に傷をつけて彼を諦めるようにするつもりなんだ。本当に最低な男。


「そうですね。…………綾香の隣にいても違和感がないからですかね」

「ほう。それはどういった意味かな?」

「綾香って昔からすごかったんですよ。全てにおいて完璧で隙がない。そんな綾香に見合う人は中々いなかったと思うんです。けど、会長なら綾香の隣にいるイメージがつくんですよね。」

「ベタ褒めじゃないか。君にそう言ってもらえると嬉しいよ」


 なんか嬉しいようで嬉しくない。

 私は創君しかイメージできないよ、、、

 ずっと他人事みたいで悲しいな


「綾香も一ノ瀬君にこう言ってもらえて嬉しいんじゃないか?」

「…………はい、そうですね」


 私は力無く答えることしか出来なかった。


 本当は心の中で期待していた。

 私が会長と付き合っていると知ったら、創君が動揺したり、嫉妬してくれることを、、、


 もしかして、恥ずかしくなっちゃってるの?

 本心は私と2人きりじゃないと話してくれない?


 きっとそう、そうなんだよね。あの時の「好き」は本物だもんね!私たちは運命でつながってるもんね!


「一ノ瀬君は彼女とか作りたいとか思わないの?」


 は?何余計なこと聞いてんの?

 マジで嫌がることしかしないな。この無能会長。


「うーん。あんまり思わないですね」


 そうだよね!私を待っててくれるもんねー


「よかったら紹介するかい?君に似合う女の子いると思うし」


 だから、余計なことすんなって。

 創君も困ってますよね?辞めてください。


「い、いないですよ」


 明らかに動揺してる創君可愛いなぁ。

 創君に似合う子なんて私しかいないもんね!


「そうかなぁ。その話はまた今度ね」

「は、はい。僕そろそろ行きますね。綾香もまたね」

「う、うん!またね!」


 あーあ、このクズ男がいなければもっと楽しい時間を過ごせたのにね。


「おい、綾香拗ねるなって」

「………………」


 会長が何か話しかけてくるが無視して歩みは止めない。

 さっさと帰りたい。ただそれだけ


「一ノ瀬君に絡んだことは謝るからさ。怒るなよ」

「…………私言いましたよね?」

「え、何が?」

「創君には言わないでって言いましたよね?」

「どうせいつかバレるんだからいいだろ」

「それでも嫌なんですよ。なんで分からないんですか?」

「妬いちゃったんだよ。今の彼氏は俺だろ?あんな、あからさまに他の男意識するのはダメだろ」

「してません」

「いーや、してたね」

「…………何が望みですか?」

「気付くの早いよー」

「早く言ってください。このやりとりが不毛です」

「えーどうしようかなー」

「…………チッ」

「舌打ちは流石に怖いよ。綾香のイメージ守らなきゃ」

「…………早く」

「わかった、わかった。言うから」


「今後、一ノ瀬君との接触は必要最低限にしろ」

「は?なんでですか?」

「当たり前だろ。彼女が他の男と仲良くしてるのは気分悪いからな」

「醜い嫉妬ですね。そんなことしても私達の気持ちは離れませんよ」

「そうだといいねぇ」


 この男と話すとイライラする。私が嫌なことばかりしてくる。目的がはっきりしないのも癇に障る。


「どうせ断ったら噂を流すんでしょう?どうせ初めから選択肢は一つしかないのよね」

「察しがいいね」


 本当は嫌だ。けど、仕方ない。我慢しよう。


「わかったわ。必要最低限以外は彼と話さない」

「一ノ瀬君には僕から上手く言っておくから安心して」

「安心できるわけがないでしょう」


 けど関係ない。私と創君の運命の糸は決して切れはしない。誰にも邪魔させないんだから、、、





 


 

 

 

 


 

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