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昔は仲が良かったヤンデレ美少女幼馴染になぜかいじめられてます  作者: アレクサンダー
フッたはずの幼馴染がなぜか一緒の高校にいて、俺のことをいじめてくる件
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嫌悪感

「そろそろ2年生になるわね」

「そうだね〜」

「あっという間だよね」

「で、進んでるの?」

「な、なにが?」

「一ノ瀬とのことよ」

「創君?」

「前に付き合いたいって聞いたの結構前よ。あれから進展はあるの?」

「うぅ、、、」

「その様子じゃ進展なさそうね」

「う、うん」

「一ノ瀬と話せてはいるの?」

「たまに話すんだけど、私が話しかけると注目浴びるみたいでさ、あんまり会話に集中できてないみたい」

「そりゃ、あんたと一ノ瀬が話してたら見ちゃうわよ」

「私はよくわからないんだけどね」

「うーん。どうしたらいいのかね」


 別に創君に避けられているわけでもない。私と話していると周りが気になるようであんまり会話に集中出来ていないだけ。


「あっ、あれ一ノ瀬じゃない?」

「えっ、どこ?」

「ほら、あそこにいる。あれ誰かと話している」

「ほんとだ。誰かと話しているなら話しかけない方がいいよね」

「そうかもね」

「あれ?創君が話しているの女子じゃない?」

「あっほんとだ。へー、一ノ瀬って女子と喋るんだね」


 確かに。創君が女子と仲が良いイメージはあんまり無い。小学生の時も仲良い女子なんていなかったはず。


「一ノ瀬ってあんな笑顔になるんだね」

「………………」


 あんな楽しそうに話している創君を見るのは久しぶりだ。仲直りの時には笑顔見せてくれたけど、その後私と話す時はあんまり笑顔見てないなぁ


「いいなぁ」

「えっ?綾香なんて言った?」

「ううん、なんでもない。舞、行こう」


 これ以上見たくなかった。よくわからないけど、私以外の女子と話している創君見たら胸が痛くなる。


「そうだ!勉強会しよう」

「綾香、急にどうしたの?」

「創君に勉強教えたら2人きりになれると思ってさ」

「勉強なら綾香に勝てる人いないし、いいかもね」

「うーん」

「どうしたの?」

「どうやって誘おうかと思ってさ。前は創君から誘ってきてくれたから良かったけど、私から誘うのはどうなのかな?」

「別にいいんじゃない」

「そうかな?」

「そういえば、一ノ瀬と同じクラスの友達に聞いたことあるんだけど、一ノ瀬って毎週水曜日は図書館にいるらしいよ。」

「その日は確か、創君が図書委員の担当の日だ」

「なんで知ってるのよ」

「当たり前よ。ちょうど今日ね」

「偶然装って行って誘えば?」

「いい案かも」


 放課後の図書室ならそんなに人はいないだろうし、話すには最適かもしれない。


「勉強会はどこでするの?」

「うーん」

「そうだ!いい場所あるよ」

「舞、教えてよ」

「綾香の家」

「!?!」


 私の家に創君を呼ぶ?え、私の家に創君が来るの?

 ダメだ。妄想しただけで正気を保てない。


「ちょっと綾香、ニヤニヤしすぎよ」

「だ、だって」

「誘ってみなさいよ。家なら誰も邪魔しないわよ」

「う、うん」


 舞の言う通り、このままじゃ関係は進展しない。

 今の私達の関係では家には誘えない。けど、勉強会の名目だったら私でも誘える。

 絶対、創君を意識させるんだから!

 


 【放課後】


 作業をしている創君を見つけた。

 どうやって話しかけよう。緊張する。


 うん。覚悟は決まった。絶対誘うんだから!


「ね、ねぇ創君」

「お、綾香。本でも借りるのか?」

「そ、そうなの。前に創君からおすすめされた本借りようと思ってね」

「あぁそれならあっちの棚にあるよ。俺取ってこようか?」

「あ、ありがとう」


 どうしよう。話しかけることは出来たけど、中々本題を話せないよ。

 創君が戻ってきたら誘おう。


「綾香、これかな?」


 本を手に持って創君が帰ってきた。


「あ、ありがとう」

「全然いいよ。図書委員にとってはこんなの朝飯前だからさ」

「あ、あのさ。創君」

「ん?」

「前みたいに勉強……」


「高梨じゃないか」


 私が言いかけた瞬間後ろから声がした。


「え?」


 振り向いた先には会長がいた。


「え、なんで、会長がここにいるんですか?」

「別にいいだろう。俺はよく図書館使うぞ」


 せっかく誘おうとした時に水を差された気分だ。

 早く会長どこかに行ってくれないかなぁ


「今日も一ノ瀬君は頑張ってるね」

「ありがとうございます会長」


 創君がなんだか嬉しそうだ。

 あれ?この2人って親交あったっけ?

 確か創君の落とし物を一緒に探してくれたんだよね?


「会長先日はありがとうございました」

「いやいや、困ってる人がいたら助けるのは当たり前だよ」


 なになに?会長が創君のこと助けてくれたの?


「か、会長。はじ、いや一ノ瀬君と何かあったんですか?」

「図書室来た時にたまに一ノ瀬君の本の返却作業を手伝ったりしてるんだよ」

「そうなんだよ。本当に会長良い人なんだよ」


 う、うらやましい。創君と一緒に作業できるなんて!


「会長は今日は本を借りに来たんですか?」


 創君が会長に尋ねる

 

「いや、今日は高梨に用があってな」

「あ、そうなんですね」


 え、なんの用があるの?

 今日は生徒会の集まりも無いはず


「え、なんの用ですか?」

「冷たいなぁ。一緒に帰ろうと思ってな」

「はぁ?」


 心の中の「はぁ?」が思わず出てしまった。

 今までそんなこと言われたこと無いのに、、、


「帰りながらいろいろ話したいことあるんだよ」

「わ、わたしは創君に用があって」


 創君をチラリと見る。


「えっそうなの?何何?」

「え、えっと、いや、その」


 会長がいるせいで話しにくい


「ん?綾香どうした?」


 創君が不思議そうに私を見つめる。


「い、いや、やっぱりいい。また今度話すね」


 恥ずかしくなって結局誘えなかった。

 全部会長のせいだ。


「じゃあ帰るね。またね創君」

「おう」


 次こそは絶対誘うんだから!

 

「じゃあ俺も一緒に帰ろうかな」

「は?帰りませんよ」

「なんでそんなに冷たいんだよ」

「私、会長に腹立ってるんで」


「アハハハハ」


 笑い声がする方を向くと創君だった。


「は、はじめ君?」

「いや、仲良いなぁって思ってさ」

「え?」

「会長と綾香仲良いんですね」

「い、いや、そんなことは」

「やっぱり2人お似合いだよ」


 え?創君どうしてそんなこと言うの?

 私は1番あなたと似合って欲しいのに、、、


「そう見えるか?」


 会長が照れくさそうに創君に答える


「美男美女でお似合いですよ。会長なら綾香の隣にいても違和感ないし」

「嬉しいなぁ」

「じゃ、僕はお邪魔みたいなので行きますね。綾香、会長と帰ってあげなよー」


 創君が嬉しそうに去って行った。


「ほ、ほら彼もああ言ってるし、帰ろうよ」

「…………」


 なんかどうでも良くなっちゃった。

 創君が私のこと恋愛対象に見ていないことが嫌なほど伝わった。

 遠い道のりなのは分かってたけど、遠すぎるよ。

 今日はとにかく一旦帰ろう。

 明日から切り替えるためにも一旦帰って休みたい。

 


 さっきから会長が私の帰り道に着いてくる


「会長着いてこないで下さい。私1人で帰るので」

「寂しいこと言うなよ」


 なにこの人?私の邪魔しかしてこないけど


「あの、会長はっきり言いますけど、私は会長に好意とか持ってないので、会長のお気持ちに沿うことはできないですよ」

「あいつのどこがいいんだ?」

「は?」

「一ノ瀬のどこが良いのかって聞いてる」

「意味がわかりません」

「好きなんだろ?」

「…………」

「すぐ否定しない時点で言ってるようなものだ」

「違います」

「今更否定しても遅い。君の目で分かる」

「違います」

「だったら、俺が君を好きなことを彼に伝えてもいいかい?」

「どういうことですか?」

「高梨と付き合うために手助けしてくれと彼に頼んでもいいかい?」

「………………」

「そんなこと頼んだら絶対に一ノ瀬と高梨は付き合うことは無くなるよな」


 創君の性格的に、会長が私のことを好きだと知ったら絶対に私のこと好きにはならないと思う。


「会長である俺の好きな人に手出したらどんな噂が立つか分からないもんな。」

「…………下劣ですね」

「そこまでしても君を手に入れたいんだよ」

「そんなことしたら、私は絶対に会長と付き合うことはないですよ」

「別にいい。だったら噂を流すだけだ」


 会長が、こんな人だなんて思わなかった。

 恋が人を変えたのかしら。


「会長がそんな人だとは思いませんでした」

「君と出会うまでは普通だったよ。君が魅力的すぎるのが悪いんだ」


 意味が分からない。どうして私にそんなに執着するの?


「じゃあこうしよう」

「なんですか?」

「俺が卒業するまで、付き合ってくれないか?」

 

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