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離婚
大学の友達たちが彼を励まそうと、彼を連れだした。
その中に私も居た。
その場の友達全てが彼の痩せた体を見て、事実だったのだと実感した。
それでも、私はまだ信じられなかった。
その日は彼の話を聞いて泣いてしまった私。
その私に彼は言ったのだ。
「何泣いてんだよ。
俺が泣けなくなるじゃないか……。
泣き止めよ。な……。」
「ごめん。ごめんね。」
「優しいな。」
「そんなことない。優しいのはあなた……。
彼女は幸せだったと思うわ。
だから、彼女を愛したことは自信を持ってね。
あれだけ一人の女性を愛せる男性って居ないもの……。
あなたの彼女への愛は本物だもの。
それを忘れないで……ね。
ごめん。なんか何言ってるか分かんない。
変なこと言ったと思うから……私の言葉、忘れて……。
ごめん。ごめんね。」
「ううん。ありがとう。」
その日からだった。
彼との距離が少し縮まったのは……。




