表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忘れて  作者: yukko
2/15

片想い

私は大学の頃から彼に片想いをしていた。

いつも友達の輪の中に彼が居た。

彼は愛する人が居て、その人のことだけを一途に愛してた。

そんな一途に愛する彼が好きだった。

彼の想いは美しい一人の女性にだけ注がれていた。

美しい女性は難しい家庭で育っていて、その影響で精神的に不安定な人だった。

その精神面を彼は支えていた。

彼女が何かで傷ついた時、私の目の前を彼女が走って行った。

私は何か辛かったんだろうか?と思って、彼女が行った方に行こうとすると、私を押しのけるように彼が追いかけて行った。彼女を追いかけて行った。

彼にとって愛した人は彼女だけだったのだ。


大学を卒業して間もなく彼と彼女は結婚した。

私はお祝いした。

結婚式の二次会で笑顔の二人を見た。

哀しくなかった訳ではない。

ただ、彼のあの笑顔は彼女でないと引き出せない。

それは十分すぎるほど分かっていた。

だから、友達として祝福しようと思った。


25歳の頃、彼が離婚したと聞いた。

信じられなかった。

あんなに愛し合っていたのに……。


「出て行ったんだってさ。彼女……

 男と出て行ったんだって……。

 あいつ、大丈夫かな?」


信じられなかった。

彼女のあの笑顔が目に焼き付いている。

あの笑顔の彼女が……不倫?

「有り得ない!」と声に出してしまった。


後で事実だと彼から聞くまで、私は彼女の不倫を信じなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ