源理イデア
源理イデアとは、この世界の中枢であり、世界そのものでもある超存在である。
彼には性別は存在しておらず、恋愛感情というものも存在しない。
感情はあるが、合理的に物事を考え、合理的に行動する。
愛というものも持っているが、それは家族愛などの部類であり、恋愛とは無縁である。
世界の運営においての不安要素は彼には存在しない。
彼は完璧な世界の管理者なのだ。
源理とは、源の理であり、全ての源流を意味する。
全ての始祖であり、世界の創造者だ。
この世そのものであり、物事は彼の描いたシナリオ通りに進む。
世界は彼の思う通りにすることが出来る。
源理イデアは天女たちによって作られた究極の管理者である。
だが、彼が唯一干渉できない地帯がある。
それは死した者たちを管理する天国だ。
天国は番人の管轄であり、源理イデアすらも手を出せない。
死者を転生させることは源理イデアの仕事であり、死者蘇生も可能であるが、それは天国の番人の許可がいる。
しかし、それ以外のことは全て源理イデアの管轄であり、何でも出来る。
源理イデアは基本的に世界の中心である最果てにして最初の楽園であるエデンにいる。
その姿は天理以上の実力者でなければ、捉えることは出来ない。
そのためか、この世界では源理イデアについて記されたものは存在していない。
なので、多くの者は源理イデアの存在を知らない。
もしも、源理イデアのことを知っている者がいれば、それは要注意人物だ。
そして、伝承にも登場しないこともあり、その姿は分からない。
見た目だけでなく、能力や実力も分かっておらず、分かっていることはこの世の事象は全て彼によって法則されたものであること。
どれだけの力を保有し、どれほどの実力があるか分からない。
完全に未知の存在だ。
源理イデアを知りたければ、最果ての楽園に向かえば良い。
それが可能であるならばな。