存在力
存在力とは、世界における格や影響力を示すものである。
生物にはもちろん、物質、次元、概念など全てにおいて存在力があり、世界において重要な要素となっている。
そして、この存在力にはある特性があり、存在力との差が大きければ大きいほど相手へ与える影響が変化する。
存在力が大きいものから小さいものへ影響を与える場合、その差が大きければ大きいほどその影響力が増幅される。
例えば、存在力が大きい方が都市一つだけを破壊する程度の攻撃をした場合、存在力が低いものに対し、惑星ごと破壊する威力へと増幅された攻撃に変化する。
反対に存在力の低いものが存在力が大きいものへ影響を与えようとした場合、その差が大きいほど減衰する。
そして、一定以上の差がある場合、その影響力を無効化してしまう。
この影響により、存在力の低い人間種は上位存在である神族に対して無力である。
人間の存在力が100とした場合、神族の中で最も力が弱い下級神ですら、100溝と圧倒的な差が存在している。
そのため、人間種はどう足掻いても神族には勝てないのである。
ちなみに、神が人間種の住む世界である人界へ降臨する場合、大幅な弱体化が起きてしまうため、人間の中でも大英雄と呼ばれる人種がたくさん集まれば、倒すことができる。
しかし、人界にいる神たちは人界で死ぬことはなく、ある程度の損耗を受けると強制的に神界へ送還されるだけであり、仕留めることは不可能である。
また、多くの神は人界に降臨する際、その知名度と信仰によって弱体化を緩和する影響上、神界で猛威を奮っている神でも知名度や信仰がなかった場合、人界では人間とあまり変わらない力まで弱体化してしまう。
そして、根源『オリジン』における全ての次元の人界において、アヴァロン王こと如月 創が圧倒的な知名度と信仰を獲得しているため、オリジンにおいて創以外の神は弱体化の影響から降臨することは滅多にない。
神が降臨している場合はその姿を隠す目的や単純に遊びに来ていることがほとんどであり、仕事で降臨することは本当に稀である。
そのため、多くの神は自分の代行者を用意しており、その代行者が人界において実在する神とされている。
よく人界における英雄譚で神を討伐した等の話があるが、これは全て神の代行者であり、本物の神を討伐した者は存在しない。
一応、神と人間のハーフであるデミゴッドの場合、神側の血が入ったことで存在力が桁違いに跳ね上がっているため、神に対抗することができる。
しかし、多くの人間は神との間に子供をもうけることは難しく、神の力に耐えられずに死んでしまう。
そもそも間に子供ができたとしても多くのデミゴッドは神界で育てられるため、人間としてではなく、神として生きている場合が多い。
ちなみに、作中において多くのキャラが神聖領域を展開しないと全力を出せないのはこの存在力のせいである。
彼らの多くは存在力が神界よりも大きく、彼らの攻撃は世界破壊規模の攻撃になるため、全力を出してしまうと守るべき世界ごと敵を破壊してしまう。
それに、彼らも神が人界に降臨した時と同じ影響を受けており、そもそも弱体化されていて全力を出せない。
それらの影響により、作中の多くの者たちは分身体などを使用して力を制限するなどの工夫をしているのだ。
皆さん、創くんの存在力が気になりますよね?ちなみに、創くんの存在力は測定不能です。彼はあまりにも特質かつ強力な存在なので