アルマスラの八大厄災
設定資料集ということもあり、バンバンネタバレしていきます。後々本編で描かれる可能性もあれば、本編で全く描かれない裏設定になる可能性もあります。設定資料集を読むのが好きな人はぜひ読んでみてください
アルマスラの八大厄災とは、第七根源であるアルマスラに壊滅的被害を出した八体の生物の総称であり、それぞれ赤、青、黄、緑、紫、茶、白、黒と色の名を冠している。
突如として現れた大厄災を具現化した八体の生物たちはアルマスラで栄えていた多くの文明を目にも留まらぬ速さで壊滅させていった。
アルマスラは直ぐに超越者たちへ応援を要請し、応援の要請を受けた数人の超越者たちは八大厄災に挑むのだが、彼らでは手に負える相手ではなく、八大厄災の中でも最弱と言われている赤の大厄災に惨敗し、命を落としてしまった。
派遣された超越者でも歯が立たずに惨敗し、命を落としてしまったことで、彼らは再び侵攻を開始し、アルマスラのうち約八割の生物と文明が滅びてしまった。
しかし、第四根源であるオリジンからアルマスラに駆けつけたアヴァロン王こと如月 創によって、八大厄災のうち七体の大厄災は打ち倒された。
だが、八大厄災の中でも最強にして最恐と呼ばれていた黒の大厄災は創との戦闘に敗れた後、彼から逃亡することに成功している。
逃亡することに成功した黒の大厄災は創が直ぐに追跡したのだが、見つけることができず、最強の索敵能力を持つ観測者も黒の大厄災の追跡に当たったのだが、彼の力を持ってしても黒の大厄災を見つけ出すことができなかった。
現在でも黒の大厄災の追跡は行われているのだが、手がかりすらも全く見付かる様子もなく、行方はいまだに掴めていないままである。
そのため、一時期はどこかで生き絶えてしまったのではないかと言われていたのだが、創の証言や他の大厄災の特性から黒の大厄災が生き絶えている可能性は極めて低いとされ、追跡は続けられている。
そして、創によって打ち倒された七体の大厄災であるが、彼らは完全に殺すことができず、特務機関パンドラに収監されることになった。
収監されている七体の大厄災のうち四体は特務機関パンドラの所長の手によって懐柔されており、残りの三体はいまだに特務機関パンドラの中で活動停止状態で収監されている。
これは覚醒状態での収監が極めて危険であるからであり、覚醒状態での収監を行った際、他に収監されている者たちに多大な影響を及ぼす危険性がある。
そのため、特務機関パンドラは残りの三体の大厄災は活動停止状態のまま収監する方針をとっており、24時間体制で彼らが覚醒状態へ移行しないのか監視を続けている。
現在、この三体の大厄災が活動停止状態から覚醒状態に移行した記録は残っておらず、現在行なっている収容方法のまま彼らを収監する方針である。
この特務機関パンドラの所長に懐柔させられた四体の大厄災は既に危険性の低さから覚醒状態で収監されており、現在のところはパンドラの職員に対しても有効的であり、一度も敵対的行動もとったことがない。
これらの理由により、四体の大厄災は覚醒状態での収監を続けていくと特務機関パンドラでは可決された。
現在では特務機関パンドラの中の一部を好きに動くことができるようになっており、少しずつ行動範囲を広めていき、完全に安全性が確かめられれば、特務機関パンドラの特殊職員として働いてもらう方針である。
ちなみに、この八大厄災の強さの順番と言うと、黒>白>紫>青>茶>黄>緑>赤となっており、特務機関パンドラの所長に懐柔させられた大厄災は白、紫、黄、赤の四体である。
そして、この四体の大厄災は活動停止状態で収監されている三体の大厄災よりも知能指数が高い個体であり、人格が形成されていることから所長による懐柔が行えたと推測されている。