表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真面目少女の恋の学問  作者: シノシノ
高校一年生
6/11

第四話

「ただいま」


彩希たちの女子会……………慎がいたからお茶会を終えて自宅へと帰ってきた。真っ先にリビングに行く訳でもなく、脱衣室に向かい洗面台の鏡を見ながら右目に手をやって外した。

鏡の自分を向かい合うと右目が純白の瞳が写されていた。茶色から純白………お母さんからの遺伝で一緒である。双子の兄さんも同じだ。

普段はカラーコンタクトをして隠していた。余計な詮索されるのも好奇心出されるのもどちらとも鬱陶しい。彩希と慎には伝えてある。

コンタクトを閉まってからリビングに向かった。


「お帰りなさい知華」


キッチンで野菜を切っているお母さん…高校の写真から一切老けてるように見えない。でもまぁ…165cmしかなく私は170cmで越した時の悲壮感は凄かった。

鞄を置こうと食卓を見ると紙と絵を書いてある紙が数字枚あった。


「もう引退したじゃなかった?」

「そうなんだけど、風香から頼まれたから」


あの人からか………断れないね。相楽風香、お母さんの友人であり大手出版社の社長夫人。人ので懐にスルスルと入って行くのが凄いとか。


「暇な時間が多いから復帰してもいいんだけどね」

「お母さんの絵本ファンが多いからいいかも」


お母さんが作る絵本はどこか温かく優しい感じがする。兄妹はお母さんの絵本を読んで育った。


「知華、今日何かあったの?」


問い詰めるように訪ねてくるお母さんの声に固まった。時たま鋭い所があって怖い。

お父さんが同僚と女性と楽しく飲めるお店に行って帰ってきたら、玄関に般若がおったとか。帰ってくる前に腰に手を当ててスタンバイしていた。その時私たちは部屋に籠って布団の中に隠れていた。

隠し事が出来ないから素直に話した。


「桜木圭……………誰?」

「俳優みたい」

「ふ~ん、知華はその子をどうしたいの?」

「普通に接する」


それしかないと思うのだが、俳優だとしても高校では私と一緒で生徒だ。


「まぁ、知華のする事に反対はしないけど………お父さんには黙っておこうね。反対しないけど驚くだろうから」


結心兄さんが高校で騒ぎを起こし伝説となってる。それは両親の高校時代の文化祭も伝説になってるだが。


「巡も向こうで何人かと仲良くなってるみたいだし…………相変わらず絵を描いてるみたい。下宿先から手紙来てた」

「巡兄さんは相変わらずか」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ