少年少女たちよ
久しぶりに詩を書きました。
少年よ、何を願う。
少女よ、何を願う。
小さな小さな巣の中で
小鳥たちのように
いつか自分があの大空へ
飛び立つことを
少年よ、何を想う。
少女よ、何を想う。
小さな小さな巣の中で
小鳥たちが待っている
親鳥の姿を
君たちはまだ
見えるところしか見えていない
君たちはまだ
聞こえることしか聞けていない
君たちはまだ
あの親鳥が羽ばたく大空を
君たちはまだ
あの小鳥たちがいる場所を
見えぬまま
聞こえぬまま
知らぬまま
分からぬまま
君たちはまた願うのだろう
君たちはさらに想うのだろう
知らず知らずのうちに
願いや想いを積み重ね
君たちの
羽ばたく時がやってくる
羽ばたいたその先は
願いや想いと
同じものかはわからない
君たちはその時、何を願う。
君たちはその時、何を想う。
願った数だけ想いが生まれ
想った数だけ願いが生まれ
想いと願いの数だけ
君の羽ばたく空が生まれる
そしていつかは
君たちは
次の新しい君たちへ
願いや想いを
つないでゆく
少年よ、何を願う。
少女よ、何を想う。
少年よ、何を想う。
少女よ、何を願う。
少年少女よ、次の新しい君たちへ
何をつないでゆく