表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブーメランな世界で伝説創造  作者: あにー
プロローグ
1/4

プロローグ

今まで溜め込んできたのをまとめたものです!楽しんで読んでいただけたら幸いです!

壁、床、天井まで真っ白の、眩しいくらい純白の部屋に彼らはいた。ドアもない。いきなり見覚えのない部屋に連れてこられて、普通は混乱したりするものだが、誰もが落ち着いている。それは、たぶん、彼がいるからだろう。黒髪でイケメンかイケメンじゃないかと言われれば、10人中6人がイケメンというだろう。微妙なライン。


???「...て...起きて...先生、起きて」


どうやら黒髪ロングの美少女が起こしてくれているようだ。

あぁ、俺は誰かって?俺は十文字育夜(じゅうもんじいくや)だ。十文字式体術の免許皆伝を10歳の時に貰い、今や開祖(曾祖父)以上の実力を持ち、何をさせてもすぐに自分のものにしてしまうほどの天才で、去年から聖・時ヶ丘女子高校の薙刀部の顧問をしている。

ちなみに黒髪ロングの美少女は薙刀部の部長、黒咲燈華(くろさきとうか)だ。容姿端麗で、運動神経抜群、頭も良く、校内で1、2位の実力の持ち主だ。キュッと引き締まったウエストにふっくらと柔らかそうなヒップ。バスト?あー、うん。まな板。いうなれば、ツルッ、キュッ、ボンだ。


育夜「ん?あぁ、夢か。おやすみ。」


???「センセー起きないね〜。チューとかしたら起きるかなー(ニヤニヤ)」


今度は別の女の子が来たようだ。彼女は三浦姫(みうらひめ)。薙刀部ではないが、何故かいつも部室にいる。茶髪でショート、で少し制服を着崩している。こいつはバカだが、運動神経はそこそこいい。そして、巨乳だ。燈華と同じでスタイルがいい。


育夜「ちょっ!?待て!それは洒落にならん!やめろ!...って、ここはどこだ?」


???「わかんないです...。気がつけばここにいました...。や、役立たずですみません!」


育夜が口にした疑問に答えたのは、気弱そうな女の子。名前は塚本桃菜(つかもとももな)

薙刀部副部長で、運動が不得意でドジだが記憶力が物凄い。燈華と並んで、校内トップの学力だ。何故薙刀部に入部したのかは不明。頭脳戦で、他校の部員を圧倒できる...事もある。勝率は65%と微妙。他の部員から、厚い信頼がある。あと爆乳。なんかメイド服とか似合いそう。


???「あ、お兄ちゃん起きた!あのね、みんなとれんしゅーしてたら、まほーじんみたいなのが出てきて、ひかったの!それで気付いたら、ここにいたのっ!」


トテトテと走ってきて、育夜にダイブしたのは、薙刀部のマスコットキャラクター、黒咲美羽(くろさきみう)だ。燈華の妹で、ロリっ娘だ。一応、聖・時ヶ丘女子高校の生徒だ。記憶力、計算能力が異常なほど高い。そのため、日本にはないはずの飛び級で、6歳の若さで、聖・時ヶ丘女子高校に入学してきたのだ。黒咲家まじパネェっす。育夜のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。周りの目が辛い。


育夜「そうか。じゃあそろそろ、女神かなんか出てくるんじゃないか?テンプレだろ。」


桃菜「先生...漫画読みすぎですよ...あ、私が言えることではなかったです!ごめんなさい!ごめんなさい!」


姫「桃菜っち落ち着きなよ。女神さんならあそこにいるから。」


姫の指差す方の視線を動かすと、部屋の隅に体育すわりで、金髪で羽の生えた何かがうずくまっていた。


女神?「女神なのに空気なんて。ひどいです。シクシク...。」


燈華「そういえば、最初からいたわね。先生が起きるまで何も喋らず、突っ立ってたけど。」


姫「起きた時も何かが言おうとしてたけど、桃菜の方が早かったしね。そっちに注目しちゃった」


姫がテヘペロと軽く舌を出す。普通に可愛い。


育夜「...で、女神様はどうして俺達を召喚したんだ?」


女神「やっと話せるのですね...。ゴホンッ、えっと、あなた方には、地球とは違う世界に転移していただき、その世界を邪神から救っていただきます。一方通行ですが、異論は認めません。地球では、あなた方は"最初からいなかった"という体で処理されています。無理矢理帰ると、肉体が滅びるか、世界が崩壊します。今はあなた方だけですが、追って他の薙刀部員も転移しようと思っています。」


育夜「ふざけるなよ?俺達はもう手遅れとしても、他の部員はまだ地球にいるんだよな?なら、俺達だけでやることをやってしまえばいいんじゃないか?他の部員を連れてくるのは止めろ。女神といえど、許さんぞ?」


女神「...そうですか。他の部員の方達も適正が高かったんですが、しょうがないですね。その代わり、あなた方一人一人負担が多くなりますよ?」


燈華「大丈夫です。他の部員を危険にさらすわけには行きませんから。」


育夜「燈華...ありがとな。他のみんなは、いいか?」


姫「他の部員まで巻き込むってんなら、ゆるさねぇぞ女神」


姫がキレている。久しぶりに見たな。


桃菜「地球に戻れないなら...ずっとこの場所にいてもしょうがないです...。私は先生と居られれば十分です...。」


美羽「お兄ちゃんについてくよー!」


女神「それでは、あなた方が転移する世界、"ベイドリア"について説明しますね。」


それから1時間ぐらい?女神が、"ベイドリア"のルールを説明していた。まとめると、

・ベイドリアの通貨はG。

銅貨が1G

大銅貨が10G

小銀貨が100G

銀貨が1000G

大銀貨が10000G

小金貨が100000G

金貨が1000000G

大金貨が10000000G

白金貨が100000000G

・ベイドリアの基本武器はブーメラン。普通の武器もあるにはあるのだが、伝説級の武器しかないらしい。

・ベイドリアには、人間族、獣人族、魔族が住んでおり、その他にも色々種族があるらしい。あと、魔物もいる。

・魔法の概念ある。


と、こんな感じだ。


女神「わかっていただけたでしょうか?あなた方には、強制的に連れてきてしまったお詫びとして、固有魔方、固有スキルなど、特典を用意してあります。転移後、「ステータス」と念じてください。ステータスを見ることができます。では、転移しますので、魔方陣の中に集まってください。...では、行きます!転移!」


瞬間、床に展開されていた魔方陣が、強烈に光った。数秒後、発光が治る頃には、育夜達の姿はどこにもいなかった。


女神「お願いします。勇者方。この世界の命運は、あなた方に託されています。どうか、平和な世界を...」


そんな女神つぶやきは、真っ白な部屋の中で木霊したが、その声を聞いたものは誰もいない。


問題点、修正点など、ありましたら、コメントにお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ