表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
片翅の蝶  作者: 零灑
9/11

漆羽目:お嬢様とお子様と先生とそれから不良



久しぶりの更新です!

遅くなってすいません!

何故だろう。

あの子の笑顔が、“あの子”と重なる。

俺はまだ、未練を断ち切れていないんだろうか?


真相はまだ、分からなくて・・・




◇瑠亜side◆


「お〜い!HR始めっぞ〜!」


長月先生の声で、生徒は皆席に着いた。


「じゃぁ、出席確認すっからな。秋雨潤雷。」

「は〜い!」

「秋雨潤。」


何も返事が無い。

そっか、さっき出て行ったじゃん、潤!

ど、どうしよ・・・


「まぁ〜た潤は、サボりか。おい、潤雷。お前また暴走しただろ?」

「先生!俺は!新入生に潤の素晴らしさを語っただけだって!」

「それがいけないって言っただろーが、この前!」

「忘れた!」


語尾に星マークが付きそうなくらい先生に明るく言った潤雷。

そっか、潤雷の暴走は日常茶飯事なんだ・・・

でも、何か納得。


そうこうしている内に、段々と眠く・・・


「―――。次、如月遼夜」

「せんせ〜!遼くんは遅刻だよ〜!」

「ジェニア!それは(ワタクシ)の役目でしてよ!?」

「ふ〜んだ。ジェニア、そんなの知らないもんね〜!早いもん勝ちだよ!!」

「なっ!ここは、遼夜様ファンクラブ会長、五十嵐芽衣のやることですわよ!?」


ならなかった。

そうか、このクラスで寝れるなんて思っちゃ駄目なんだ。

お嬢様の芽衣と、お子様ジェニアがいる以上。

てか、遼夜・・・?

ファンクラブ・・・?


ガラッ


「うぃ〜っす。遅くなった。」

「遼夜〜。今日もちk「遼夜様!先生邪魔ですわ!」おいおい芽衣。遮るな遮るな・・・」


遼夜だ!

このクラスだったの!?


「遼夜!」

「あっ!?お前、今朝ずっこけてた・・・。」

「ずっこけてない!ぶつかっただけ!!」

「瑠亜さん。一体、遼夜様とどんなご関係で?呼び捨てで呼んでいらっしゃる様ですけど。」


なんて、言ったら良いんだろう・・・

なんて言っても、遼夜ファンの芽衣は怒りそうなんだけど!?


「ど・ん・な・ご・か・ん・け・い・なのかしらぁ?」


怖い。

区切るから、余計に怖い。

だって、芽衣の後ろには、真っ黒な真っ黒なオーラが・・・!


「朝、遅刻しそうだったんだよ、コイツ。」

「何ですって・・・?」


芽衣、こ、怖いから!

そう思って遼夜を見ると、俺に合わせろ、と目線を送ってきた。


「コイツ幼馴染で、家が俺の家の隣でな。朝、玄関先でずっこけてやがった。」


何かムカつく作り話だけど、後々怖いから話を合わせよう。


「そうなんだよ。朝、寝坊しちゃって。まさか、遼夜に見られてるなんて・・・」

「あら、そうでしたの。でも、幼馴染だからって、遼夜様は渡しませんわ!」


何か、火、点けちゃった・・・?

しかも、誤解されてるぅ!

後で、遼夜、シメる!


「おいおい、出席取ってる途中なのに・・・」


先生が呟くのと同時に、1時限目を知らせるチャイムが鳴った。


「たくっ。今日は新入生が入ってる!まぁ、各自適当に自己紹介でもしておけよ!」


そう言って先生は出て行った。

放任主義過ぎだよ・・・。





出て行く先生の後ろ姿。

何処と無く辛そうに見えた気がした。

病気、ではなさそうだ。


あの雰囲気、何処かで見たことがある気がする。


遠い遠い、記憶の何処かで埋もれてる存在―・・・

それを見つけたかった。





久しぶりすぎて、腕が鈍ってました・・・

すいません!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ