壱羽目:最後の朝
ルビが、合っていない時があります。
私は文章能力が低いので、そこはご了承下さい。
pipipipipipipi・・・・
鳴り響く目覚まし時計。
凄く煩くて、私は眼が覚めた。
「もう時間かぁ・・・。あっっ!!着替えなきゃ!!
入学式に遅刻する!!!」
やばい・・・忘れていた、どうしよう!!!
でも、そんなことを考えていても、時間は止まらない。
ただただ、無情に過ぎていく。
「瑠亜!!何してんのよ!朝ごはんできてるわよ!?」
やっばい!!
マジで急がなきゃ!!!
叔母さん怒ってる!?
私はどたばたと着替えをし、1階へと降りていった。
まさか今日で、自分の部屋とお別れすることになるなんて、
その時は夢にも思ってもみなくて・・・・
「うわ〜、遅れる!!!!叔母さん、ゴメン!!!寝坊したの!!!」
「まったく・・・・そんなところ、姉さんにそっくりなんだから・・・
もっと良い所が似て欲しかったわ・・・・」
うっ!!!!今、グサッってきた!!!
「本当にゴメン〜!!!叔母さん!!!」
「・・・・・。瑠亜。″叔母さん"じゃなくて、"梨音さん"って言いなさいって
言ってるでしょ??」
そうでした・・・・
やばいやばい。
「今から言い直す!!!梨音さん、もう行かなくちゃ!!!」
「はいはい。気をつけるのよ??」
「分かってるってば。もう小学生じゃないし、今日から高校生!!!」
「あら。中学校の入学式かと思ってたわ・・・・。背が小さいもの♪」
グサッ!!(本日2回目)
気にしてることをっ!!!
「梨音さん!!気にしてるのにぃ〜・・・!!!」
「そんなこと言ってないで、もう時間よ??」
「あっ!!本当だ!!!」
梨音さんの所為なんだけどなぁ〜???
まっ、いいか。
「それじゃぁ、梨音さん!行ってきま〜す!!」
私は手を振りながら、その家を後にした。
でも私は、これから行く学校が、あんな所だなんて知る由もなかった。
あの人が、私を監視していることも・・・・