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十二属性戦士物語【Ⅲ】――光と影――  作者: YossiDragon
第一章:五つの封印解除阻止編
13/32

『―Vluimelthinix―』

 肝心な雷人と時音はというと――暗黒街の森を抜け、ようやく幻影の塔に辿りつこうとしていた。


「後もう少しだ、時音頑張れ!!」


「ええ……」


 時音は足を負傷し少し片足を引きずっている状態だった。道中足を踏み外して崖から落ちそうになってしまったのである。

 と、二人が歩いていたその時、ふと雷人が足を止めた。それに気づいた時音が首を傾げ訊く。


「どうかしたの?」


「何だあれは?」


 雷人が指さす方を見ると、謎の黒い戦艦がこっちを向いて立ちはだかっていた。


〈あ、ああ……聞こえるか? 私はこの戦艦――『Vluimelthinixヴルイメルティニクス』の艦長『ブラック』。お前達十二属性戦士をここから先に進ませるわけにはいかない! どうしても通りたければ私達が相手だ! もしも倒すことが出来ればここを通してやろう……。さあ来いッ!!〉


 艦長――ブラックの言葉に雷人がチッと舌打ちしながらもその名前に引っかかる。その名前にどこかで聞き覚えがあったのだ。

 ヴルイメルティニクスは何種もの砲台から砲撃を放ち、凄まじい力の大きさを二人に示していた。大音量の爆音が周囲に響き渡る。


「くっ! あれほど攻撃力があるとは……。こっちにとっては分が悪い、一旦引くぞッ!!」


「あっ、ええ……!」


 雷人が時音を引き連れ、再び森の中へ姿を消した。バラバラバラッ!! と、回転するプロペラ音が二人の足音をかき消していく。


――▽▲▽――


 一方、それを見ていた艦内では――。


「艦長、どうやら奴らは森の中へ逃げ込んだようです! いかがなさいますか?」


「ふっ、構わん! 出てくるようにするだけのことだ。全砲台、全銃台構え――撃てッ!!」


チュドォォォォオォォォオオオオンッ!!!!


ズダダダダダダダダダダダダッ!!!


 ブラックが鎧に包まれた腕を振り下ろすと同時に凄まじい砲撃と銃撃が響き渡り、振動が艦内にも伝わった。


――▽▲▽――


 一方で雷人と時音はというと――。

 森の中へと逃げ込み、その攻撃が止むのをひたすら待ち続けていた。しかし、それだけでは時間がもったいないと雷人は急いで何かを荷物の中から手荒に取り出すと、それを組み立て始めた。


「時音、ちょっとそこのやつ取ってくれ!」


「これ?」


「ああ」


 黙々と組み立てていく雷人の姿をマジマジと、(何を作ってるんだろう?)という眼差しで見つめる時音。そして、五分くらい経ったところで雷人が作っていた物――ロケットランチャーが完成した。


「よおぅしッ! こいつであの(ふね)を破壊してやるぞーッ!!」


「それじゃあ、あまり意味がないような……?」


「そんなもの、気合だ気合!!」


 そう言って雷人は時音の言葉を真摯には受け止めなかった。砲撃や銃撃が聞こえてくる中、森をどんどん先に進んでいく雷人の後ろを、肩を落としてついていく時音……。一見無謀な試みにしか見えない雷人の行動。が、当の本人にはまだ秘策が残っていた。


「確かこの辺に……おっ、あった!」


 時音は手探りで何かを探している雷人に近寄り訊いた。


「何、これ?」


 疑問混じりの言葉に気付いた雷人が口を開く。


「これか? これはな、昔ハンセム博士が作っていたという空飛ぶ乗り物だ! 一見、ただのスクーターにしか見えないかもしれないが、こいつをこうやって――」


 喋りながらその乗り物とやらをいじりだす雷人。すると、初めスクーターに見えていた代物が別の代物に見えてきた。


「――こうすると、ロケット噴射などのブースターを付けた、改造スクーターに変化するんだ! これさえあれば、あの元クロノスの集団の無駄にデカいクズ鉄を相手にすることも可能だ! 一応こいつは素早い動きをするからな……振り落されないように気をつけろよ?」


 雷人の説明をうんうん頷きながら聞いていた時音は、最後の言葉に思わず困惑した。


「えっ!? 私も乗るの?」


「もーちろんさ! でないとお前、どうやってあの戦艦に乗り込むんだ?」


 そんなの当たり前だろ! と言った雷人の真顔に、時音がさらに表情を曇らせる。


「でも……乗り込んでどうするの?」


「のっとるのだよ! あんな頑丈な戦艦は滅多にないからな……」


 感心するように何度も頷く雷人。すると、時音は言った。


「でも、さっきあの戦艦のこと“くずてつ”って――」


「さぁ~て、じゃあさっそく準備するかッ!!」


「無視……」


 時音の言葉を遮るように雷人はさっさとエンジンの調子を確認した。準備を終えエンジンをかけると、二人を乗せた改造スクーターがその場に浮かび上がった。


「本当に浮いてる!」


 約二メートルほど浮いている自分達を見て驚愕の表情を浮かべる時音。


「よーし、では行くぞ! しっかり捕まっていろよ?」


「え、うん!」


 むぎゅ。


「う、……おい。すまないがあまりくっつかないでくれ」


 先程はしっかり捕まっていろと言っていたのに、突然くっつかないでくれと言われて困惑する時音。思わず訳が分からないという顔で質問する。


「ど、どうして?」


「胸が背中に当たる」


「ひゃ! ご、ごめん……。で、でも。じゃあ、どうすれば?」


「仕方がない。不可抗力だということで許そう」


「あ、ありがとう」


 雷人が眼鏡を上にあげながら言う言葉に、一瞬どうして私がお礼を言わなければならないんだろうと思いながら感謝の言葉を口にする時音。


「うっしゃーッ!!!」


 気を取り直した雷人は片腕を真上にあげて気合を入れる声をあげた。

 空は物凄く暗く不気味なのに対して、何故か雷人達二人にぶつかる風は凄く気持ちがよかった。しかし、ふと時音は思った。


「そういえば雷人。スクーター動かしてるのはいいけど、免許は持っているの?」


「ん~? 免許? そのようなもの持っているわけがないだろう? はっはっはっは!!」


 改造スクーターを操縦している雷人は、すっかりハイテンションになっていた。そして、戦艦の上をグルグルと大きく旋回していた二人はようやく攻撃を開始した。


「少しくらいは相手を驚かせないとな! さっきの森の中での恨みを晴らしてやるぞ!!」


 片手で運転をし、ロケットランチャーを構える。しかし、思いのほか片手では照準を上手く定められないので、時音にも支えるのを手伝ってもらい、それから標準を戦艦の船首に合わせると引き金を引いて発射した。


「いっけぇえええええええッ!!」


ドビュゥゥゥウウウウウウンンッ!! ドッガァァァァアアアアンッ!!!


 大きな爆発音と共に大きな煙がモワモワと戦艦の船首から舞い上がった。艦体も少し揺れている。


――▽▲▽――


「艦長ッ! 船首に攻撃が直撃しました! いかが致しましょう?」


「くっ! 私の戦艦を傷つけるとは……絶対に許さんッ!! 『サンダー・ヴィクトリースマッシュ』を使え!」


「了解! 『サンダー・ヴィクトリースマッシュ』、発射準備!!」


〈エネルギー充填中……後、三十秒!〉


 チッと舌打ちしながら貧乏ゆすりをする艦長――ブラック。その間にも、船首はどんどん攻撃を受け、ボロボロになっていった。


――▽▲▽――


「あまり攻撃しすぎたら使い物にならないんじゃないの?」


 と、心配そうに時音が雷人に訊く。


「心配ない! もし壊れたとしてもデザインの型さえ残っていれば簡単に修復することが出来る。しかも、それだけじゃない。新しい材料を使って今よりもカッコいい戦艦に仕上げるのだよ!!」


 誇らし気にメガネをカチャッと上にあげる雷人。その眼鏡が光に反射してキラリと光った。


――▽▲▽――


「まだなのか?」


〈後十秒。九・八・七・六・五・四・三・二・一……零! ――充填完了!〉


「よし! あいつらに目に物見せてやるッ! サンダー・ヴィクトリースマッシュ、発射!!」


 輝かしく光る砲口の先から眩い光に包まれ、バチバチと電撃が走る。そして、十秒も経たないうちに緑色の光線が雷人たちの乗っているスクーターに見事命中した。


「くっ、ダメだ! コントロールが効かない……墜落するッ!?」


 何とか操縦桿をいじったりボタンを押すなど試みたが、結局努力虚しく改造スクーターは後ろから煙を出しながらグルグルと回転し、戦艦――ヴルイメルティニクスの船首付近に叩きつけられた。

 よろめきながら体を起こす雷人。その後に、左腕を押さえながら時音も近づいてくる。


「うっ! ……大丈夫か?」


 雷人が頭を押さえながら時音に容体を訊く。


「ええ。それよりもあのスクーター……」


「ああ、もうあれは使えないな」


 バチバチと電気を走らせながら炎上している改造スクーターを見つめる雷人が名残惜しそうに言う。もっと空飛ぶ乗り物の開放感の余韻に浸っていたかったのだろう。


「まぁ心配はいらない。乗り込めただけマシだ! それよりも、早いとここんな煙たい場所は抜けて操縦室に行こう!」


 前向きな考えに少し時音は微笑み、縦にゆっくり頷くと雷人の後についていった。


――▽▲▽――


「艦長、やつらを見つけました!」


「そうか……モニター画面に映し出せ」


 艦長の言葉に「了解!」と敬礼する操縦士。機械を操作し、モニター画面に二人が映るのを待った。すると、パッ! と白い光が見えたかと思うと、画面に二人の戦士の姿が映し出された。


――▽▲▽――


 雷人と時音は艦内に存在する部屋を隈なく探していた。しかし、なかなか肝心な操縦室に着けなかった。


「くそ……。なんて紛らわしい構造をしているんだ! これじゃあ、いつまでたってもあいつらと合流出来ないじゃないか!!」


 ドアを荒く開け閉めし、次々と部屋を捜索していく雷人。一番奥に着くと、カードリーダーが設置された扉があった。それを見た時音は扉に近づき細かく調べ始めた。


「……やっぱり鍵がかかってる。どうやら、このカードリーダーにIDカードか何かを使わないと扉は開かないんじゃ?」


 と、その時、スピーカーから声が聞こえてきた。


〈ふふふ、その通りだ。そこの鍵を持っているのはこの私自身だ! お前達はここから先には来られないんだよ!! はっはっは!!〉


 スピーカー越しに聞こえてくるブラックの笑い声。それが雷人のやる気に火を点けたのか、荷物から少しばかり太い針を取り出しカードリーダーに突き刺して、無理矢理上にあげて強制的に扉を開けようとした。さすがのカードリーダーも耐え切れず、火花を散らして壊れると同時に扉を開けた。

 雷人はしたり顔でスピーカーの方へ顔を向けると時音と扉の中に入って行った。その様子を見ていた操縦士が艦長の名前を大声で呼ぶ。


「ブラック艦長ッ!」


「な、何だと!?」


 艦長も信じられないと言う様にガタッ! と慌ただしい動きを見せだした。そんな中、雷人は調子づいて次々と鍵のかかった部屋の扉もキーピックなどで開けていった。


――まずい。このままでは、ここに来るのも時間の問題だ……。



 ブラックが心の中で焦っていると、操縦士がもっと艦長を焦らせるような台詞を口にした。


「艦長! あの二人がエレベーターに乗ってもうここに向かっています!!」


「くっ! 仕方がない……お前達は脱出ポッドへ急げ!! ここは、私が時間を稼ぐ!」


「しかし、艦長!!」


 操縦士が命令を拒もうとする。それは、今まではなかったことだった。だが、それでも艦長は言う事を無理矢理聴かせた。


「あの者達のことは頼んだぞ?」


「……了解しました、艦長」


 操縦士は、既に死んでいるのにその真っ白な骸骨の瞳もない真っ黒な穴から何故か涙を流していた。


「おいおい、泣くな! お前はこの戦艦――ヴルイメルティニクスの操縦士であろう? ちゃんと、自分に誇りを持て!」


「は、はいッ!!」


 操縦士は涙を腕で拭い敬礼する。


「ではな……操縦士『ジェームズ=レーンズ』」


「こちらこそ、健闘を祈っております! 『ブラック=D(ドゥーシャン)=ナイトメア』艦長!!」


 操縦士は百八十度方向転換すると脱出口へと向かった。そして姿を消すと同時に、雷人と時音がエレベーターの中から姿を現した。


「どうやら、他のやつらは逃げたみたいだな」


 周囲を見渡して誰もいないことを確認してから雷人が言う。


「バカにするな……あの者達は逃げたのではなく、この私が逃がしたのだ!!」


 艦長が言葉の訂正をする。


「そうか……。では、貴様一人を倒せばこの戦艦は私の物だな!」


「残念だが、その願いは叶わない……。この私がいるからな」


 その自信っぷりに、不審に思った時音が訊いた。


「ところで、あなた一体誰なの?」


「何を言っている。私はこの戦艦――ヴルイメルティニクスの艦長だ!」


「そうじゃない! あなたは艦長以外の顔も持っているんでしょ?」


「ほぅ、これは驚いた。まさか、私の正体に気付く者がいるとはな……ご明察、その通り。私の本当の正体は世界四大神が一人――闇の神『ブラック=D(ドゥーシャン)=ナイトメア』だ!!」


 その言葉を聞いた雷人と、自ら質問した時音が目を丸くして驚愕の表情を浮かべていた。


「そうか、あの時聴いたブラックという名前に引っかかった原因がこれで分かった」


「あなたが世界四大神の一人?」


「自ら訊いておいてそれはないだろう」


 ブラックは苦笑して両手をあげる。


「本当か? だとしたら、これで世界四大神が三人になるな!」


 雷人が時音に言う。


「そうね……。太陽の神と月の神、そして……ここにいる闇の神。三人が揃ったわね!」


「おい、ちょっと待ちたまえ……。お前達何を言っている? 太陽の神と月の神……だと?バカな、あの二人は戦争で死んだんだぞ?」


「いや、死んでいない! 今は太陽の神は夢鏡国の六代目女王になっていて、月の神も占い師として身を潜めている……」


 以前、太陽の神こと――フィーレ=S(シャルソラ)=ナイトメアに占い師の正体も聴いていた雷人が説明する。その説明を聞いた闇の神――ブラックは、何かを考えているかのようにしばらく俯いていた後、突然手をかざし雷人と時音を後方へと吹き飛ばした。


「ぐわあああああッ!!」


「きゃあっ!!」


「っく……いきなり何をするんだ!!?」


 スックとその場に立ちあがり、ブラックに文句を言う雷人。


「いたた……」


 時音もゆっくり立ち上がり、ブラックを少し横目で睨みつけている。


「お前達の言っていることは全てデタラメだ!!」


「デタラメなどではない!! この目で確かに毎日見ているのだぞ?」


 雷人の説明を聴いてもブラックはちっとも納得しようとしない。恐らく、それほどまでに信じたくないような出来事が彼の身に起きたのだろう。なにせ、生きている二人の神が死んだと伝えたれていたのだから。


「そこまで言うのであれば、証拠を見せてみろ!!」


 そう言ってブラックは大きな剣を振り回し、雷人の心臓部に向けて突き刺そうとした。

 刹那――眩い光が雷人を包み込み、ブラックの持っている剣を弾き飛ばした。


「な、何だと!?」


 ブラックがありえないという風に首を左右に振り雷人を見つめる。雷人は冷静になると、懐に違和感があるのに気づき手をのばした。すると、中から明るい光を放つ謎のペンダントが出て来た。


「そ、それはッ!?」


 身に覚えがあるかのような口調で言い目を見開かせ言葉を失うブラック。それは、太陽の神の所有物だった。


「どうして……お前がそれを?」


「これはフィーレ女王から持っていてくれ、と頼まれたのだ。何かの役に立つだろう……とな」


 そう言って雷人はペンダントの鎖の部分を持ち、ブラックの目の前に堂々と見せつけた。


「どうだ? これで納得したか?」


 雷人にそう言われたブラックは、こめかみから冷や汗を垂らしながらペンダントを少し借りると拝借した。よ~く見てみるが、確かに太陽の神が持っていたペンダントと全く同じ物だった。なによりも、そのペンダントは太陽の神しか持っていない特別な代物のため、この世に二つとない物だということは理解している。必然的にブラックは信じる他なかった。


「……分かった、信じよう」


「……やった!」


 時音が嬉しそうに歓喜の声を上げる。


「ところで、お前達の仲間を助けに行かなくていいのか?」


 ブラックの言葉に、二人はハッと冷静になった。


「そうだった……早く戻らないと!」


 操縦室の窓から幻影の塔を見上げる時音。地平線の向こうに小さくポツン! と塔が立っているのが見える。ブラックは剣を鞘に納め椅子に座ると、操縦を雷人に任せた……。

というわけで、空中戦艦ヴルイメルティニクスを手に入れた雷人と時音。そして、その艦長の正体は世界四大神の一人であるブラックでした。これで世界四大神がついに三人になりました。残すところはあと一人! ですが、今回の話には名前は出るかもしれませんが喋りません。まず出てくることすらないかもしれません。理由はのちのち分かっていきます。そして、ブラックが太陽の神と月の神が死んだものと思っていた理由ものちのちわかります。

ちなみにもう分かっているかと思いますが、ブラックが鎧を身に付け体中に包帯を巻いているのはクロノスの研究所での事件の被害によるものです。本当にやっていたんですね。よく弟であるブラックも姉のフィーレの言うことを聞いたものです。

てなわけで次回は南と北の話をします!

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