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プロローグ
初めての作品投稿です。拙い文章かもしれないですが、読んでくださると嬉しいです。
そこは真っ暗な暗闇に覆われていた部屋であった。
一人の女性が手元にあった水晶のようなモノで映し出されていた何かを見ていた。
「ようやく、この時が来たか。長い年月だった。」
疲れたような、それでいて達成感に満ちた声音で女性は呟いた。
彼女が覗いていた映像の先には黒髪、短髪の平均よりは少しばかり背が低い日本人の少年が映っていた。
「どうやら、あちら側も気づき始めて動き始めたようだが…。」
女性は水晶に映し出された映像を消すと、座っていた椅子から立ち上がり、窓の外から見える景色を眺めた。
今日もどんよりとした雲が空を覆い、しとしとと陰鬱な雨が降っていた。
「こちらの計画に支障はない。後は、順調に想定通りに能力の覚醒が起きればいいだけの話…。」
女性は眺めていた窓の外の景色をカーテンで覆い、部屋の中を真っ暗にすると椅子に座り直して静かに目を閉じた。
この後すぐに、1話の方も投稿します。初めのうちは毎日投稿出来たらなと考えてます。
感想とかアドバイスとかどんどん頂けると嬉しいです。