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転生したら、真織先生のブラジャーになっていた話     

しかし、自体は一向に進展する様子は見せなかった。       僕は相も変わらず女子更衣室に閉じ込められたままで、絶体絶命というべき状況なのに変わりはなかったし、竜太がどういう意図を持ってこのような蛮行に及んでいるのかもほぼわからないのだし、この状況から脱する方法があるとも思えなかった。       ドアは固く閉じられているようで、押しても引いてもびくとも動かなかったし、内側から少々の声を発したところで、その声が外側にいるであろう竜太の耳に届く程、ドアの装甲が薄いような気もしなかったのである。      という訳で、僕は困り果てたのである。             そして、竜太を憎んだのである。彼のしたこのわけのわからない行動を心の底から憎んだのである。 

 だって、ただの悪戯いたずらにしたって、万が一にでもこの状況を見つかった場合の、僕にとっての代償が、あまりに大きいではないか。          

 もし、そんなこたになったら僕は、きっと人生のかなり大切な部分を失う事になるのだぞ。そう考えると、僕はいよいよ不安になり、どうしていいかわからなくなって絶望した。 

━━なんなんだ、あいつは。僕を陥れたいとでもいあのか?友達だとばかり思ってたのに、酷い奴だ。              僕は思った。  こうも思った。これは、もし仮に僕が真織先生の下着を盗み出すというミッションを成し遂げたとするのなら、彼は作戦成功とばかりにそれに満足して、ドアを開けるのを許してくれて僕は開放されるのであろつか?と。

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