転生したら、真織先生のブラジャーになっていた話
「おい、江田島光輝、お前さぁ。さっきからどこ熱心に見詰めてるんだ?女子の授業方だろ?ん〜、お前もなかなか、アッチは元気なのだなあ。女の子達の水着姿はいいものかよ。やるじゃねえか。ん?おや?女丿コというよりは、先生の方か?ん〜、お前は意外と、どっちかというと年増が好みなのだと見えるなり白鳥先生かな。なるほど、確かになかなかグラマーな女には見えるよな。江田島でなくともあの先生ならお気に入りの女の一人にはなるのかもしれねえな。ふむふむ。でもあんまりあからさまに見惚れてると、こっちの先生に叱られちまうってものなんだぜ。ほどほどにしとけよ」 言い終わると冷やかすように肩をぽんと叩くのであった。 それを聞いて僕は慌ててその言葉を否定するしかなかった。「い、いや、そ、そんなんじゃないよ。じょ、冗談じゃないよ。ぼ、僕があんな歳上の先生にこら好意をよ、寄せる訳ないじゃん。僕にだって他に好きなコぐらいいるさ。馬鹿にするなよ」 そう言いながらも、でも、僕は、かなりの歳上だからといって女性としての真織先生を馬鹿にするような彼の言動を、内心許せずにいるのだった。 僕はいいにしても、とばっちりを受けて尊厳を傷つけられる形の真織先生に対して申し訳ないという気持ちが先立ち、自然と彼への怒りが湧き上がるのだった。 なおも冷やかそうと身構える彼をきっ、ッと睨みつけてやりながら、やむなくこちら側の授業、男子の授業に眼を戻すと、彼が悪戯っぽく笑いながらら僕の肩を小突いてきたのである。「おい、お前も真織先生のこと、気になるみたいだな。いや、いいんだぜ。恥ずかしがることでも何でもないんだよ。いや、そう。俺も同じなんだよな。そう。同じさ。同じなのさ。この俺だって真織先生のあの、スレンダーなボディの、ライン。きゅっ、と括れたウェスト・ライン。引き締まった頰から首筋。ふくよかに過ぎるブラジャーもはち切れるんじゃないかと心配になる程豊満なバストの膨らみ。太腿から脹脛にかけての女性的な曲線美。何処をとっても完璧なまでに整った身體の美しさは、俺達をうっとりとした至福の世界に誘ってやみはしない。あれは、美しい先生だよ、確かに。好きならしいけど、なにもあの先生を好きなのは江田島だけではないのだぜ。わかるだろ?」 彼はまるで僕の性欲の昂まりを試しているかのようであった。僕の恋心が我慢の限界を超えるのを期待しているかのようであった。彼はなおも付け加えた。
「おい、江田島よお。想像してみろよ。いいか。今、プールの授業中だろ?ってことはよ、あの先生だって普通に教室で授業してる時に身に着けてる普段着から、あの水着に着替えたってことを意味してるんだぜ。わかるか?」 はじめ、意味はわからなかったけれど、僕は聞いて、理由もわからず唾を飲んだものだ。 僕は取り敢えずも、頷くしかなかった。 それを見て彼も続けた。