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NJruler  作者: 花浅葱
3章 己の話、汝の話
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第76話 初めての仲直り

 その後、円満にレッスンは終了する。歌のレッスンの為に美玲も来た。


 智恵「それじゃ、今日のレッスンはこれで終わり!」

 梨央「はーい!」

 美玲「それにしても、純介くんいい曲作るのね〜!お姉さん感動したわ!」

 純介「ありがとうございます」

 美玲「これからも頑張ってね!」

 美緒「ちょっとお姉ちゃん、純介のこと口説いてんじゃないわよ」

 美玲「えぇ、口説いてるなんて人聞き悪いこと言わないでよぉ〜」

 梨央「今日も美玲さんのカフェ、お邪魔していいですか?」

 美玲「全然いいわよ!!」

 紬「やった〜!!今日も女子会やろ!!」

 智恵「そうだね!」


 俺はその場から立ち去る。女子も女子会をしに別の方向に行った。3人を見ておこう。


 稜「俺たちも帰るか」


 栄も純介と同じ方向に走って帰る。


 健吾「うん、そうだな」

 稜「ってあれ?栄は?」

 健吾「純介もいないじゃん!!」

 稜「もしかして先に帰ったのか、あいつら!!」

 健吾「うそだろ!待てよぉー!!!」


 2人も純介の帰っていった方向に走っていく。


 ***


 栄「なぁ、純介」

 純介「なに?」


 栄「この前のこと、本当にごめん」


 純介「いや、俺も悪かった。だから、謝らないでいいよ」

 栄「…許して、くれるのか?」

 純介「あれは俺も悪かったし、謝らなくていいよ」

 栄「本当!?よかった…純介がレッスンに来なくなったとき、もうこれからずっとこないんじゃないかってすっごい心配で…来なかったら俺のせいだって…」

 純介「あぁ、理由も言わないで休んで申し訳なかったな。ただ単に曲を作りたくて休んでたんだ」


 栄「…なぁ、あの曲って未来の俺らを描いた曲だよな」

 俺が描きたかった物に、栄は気付いてくれた。

 純介「っふ、そうだよ。よく気付いたな」

 栄「誰だって気付くよ」

 純介「そっか」

 栄「あの曲聞いたとき、本当に嬉しかった。純介が俺たちのためだけに曲を作ってくれて、俺たちの未来を示してくれた。勇気をもらえた」

 純介「大げさだよ」

 栄「いや、大げさじゃないよ。本当にそう思ったんだ。次は俺たちがあの歌を歌ってみんなに勇気を届ける番だって、そう思えた。...なぁ、純介。俺ら一緒に活動するのあとちょっとだけど、お互いに頑張ろうな」

 純介「うん。ありがとう」


 俺と栄は仲直りの握手を交わす。これで、仲直りだ。ごめんな、栄。そしてありがとう栄。




 ───これで、俺は曲作りに終止符を打った。


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