第76話 初めての仲直り
その後、円満にレッスンは終了する。歌のレッスンの為に美玲も来た。
智恵「それじゃ、今日のレッスンはこれで終わり!」
梨央「はーい!」
美玲「それにしても、純介くんいい曲作るのね〜!お姉さん感動したわ!」
純介「ありがとうございます」
美玲「これからも頑張ってね!」
美緒「ちょっとお姉ちゃん、純介のこと口説いてんじゃないわよ」
美玲「えぇ、口説いてるなんて人聞き悪いこと言わないでよぉ〜」
梨央「今日も美玲さんのカフェ、お邪魔していいですか?」
美玲「全然いいわよ!!」
紬「やった〜!!今日も女子会やろ!!」
智恵「そうだね!」
俺はその場から立ち去る。女子も女子会をしに別の方向に行った。3人を見ておこう。
稜「俺たちも帰るか」
栄も純介と同じ方向に走って帰る。
健吾「うん、そうだな」
稜「ってあれ?栄は?」
健吾「純介もいないじゃん!!」
稜「もしかして先に帰ったのか、あいつら!!」
健吾「うそだろ!待てよぉー!!!」
2人も純介の帰っていった方向に走っていく。
***
栄「なぁ、純介」
純介「なに?」
栄「この前のこと、本当にごめん」
純介「いや、俺も悪かった。だから、謝らないでいいよ」
栄「…許して、くれるのか?」
純介「あれは俺も悪かったし、謝らなくていいよ」
栄「本当!?よかった…純介がレッスンに来なくなったとき、もうこれからずっとこないんじゃないかってすっごい心配で…来なかったら俺のせいだって…」
純介「あぁ、理由も言わないで休んで申し訳なかったな。ただ単に曲を作りたくて休んでたんだ」
栄「…なぁ、あの曲って未来の俺らを描いた曲だよな」
俺が描きたかった物に、栄は気付いてくれた。
純介「っふ、そうだよ。よく気付いたな」
栄「誰だって気付くよ」
純介「そっか」
栄「あの曲聞いたとき、本当に嬉しかった。純介が俺たちのためだけに曲を作ってくれて、俺たちの未来を示してくれた。勇気をもらえた」
純介「大げさだよ」
栄「いや、大げさじゃないよ。本当にそう思ったんだ。次は俺たちがあの歌を歌ってみんなに勇気を届ける番だって、そう思えた。...なぁ、純介。俺ら一緒に活動するのあとちょっとだけど、お互いに頑張ろうな」
純介「うん。ありがとう」
俺と栄は仲直りの握手を交わす。これで、仲直りだ。ごめんな、栄。そしてありがとう栄。
───これで、俺は曲作りに終止符を打った。




