第75話 遅刻と安堵
純介「やっと、作り終わった...」
俺は安堵する。そのまま、意識が失われ───
***
純介「んん...寝てた...のか?」
俺は時計を見る。時刻は8時3分。
純介「うぉぉぉ!すげぇ、遅刻する!急げ!」
俺は着替えも顔も洗わずに家を飛び出した。まぁ、着替えは昨日着ていた服であり寝間着ではないのだが。
ー7月11日9時、練習場所ー
紬「今日は、純介くん、来てくれるかな…もう9時だけど…」
栄「来なかったら俺のせいだ。本当にごめん!」
稜「智恵たちも読んだのか...」
美緒「もちろんよ」
梨央「でも、あんなの嘘ばっかり…純介はそんな人じゃないのに…」
智恵「まぁ、とりあえずレッスン始めるか!!」
梨央「うん、そうしよ」
俺は、練習場所に滑り込む。
健吾「───ッ!純介?」
智恵「来てくれたの!?」
純介「よ」
俺はみんなにかける言葉が見つからなかった。少しキョドってこんな再会しかできない。
稜「{よ。}って!軽いな!!」
美緒「よかった…!!安心したわ!」
栄「本当によかった…」
純介「なんだよ、お前ら。奇跡の再開か?大げさだな」
梨央「私達にとったら奇跡の再開だよっ!!本当に心配してたんだから!!」
純介「…全くもう…本当に騒がしい奴らだな」
紬「それにさ、あの記事の事もあったし!!」
智恵「え...」
全員が紬の方に移動する。
稜「あ、えっと!!なんでもない!!」
純介「誤魔化すの下手かよ(笑)別にいいよ、気にしてないし」
美緒「よかった…ほんとにヒヤっとした…」
ここにいる全員が安堵した。もちろん、俺もだ。俺だって、ループしなかったことを嬉しく思っているし安堵もしている。栄を苦しませて悪いとも思っている。
純介「今日は、曲ができたから来たんだ」
健吾「お!!ついに完成したのか!!」
純介「うん、ちょうどいいアイデアがあってな」
紬「早く聞きたいっ!!」
純介「あぁ、今からかけるよ」
俺は曲を流す。ボーカロイドに歌わせた。
梨央「え、めっちゃいい!!私達、この歌歌えるの!?」
美緒「とってもいい歌ね。歌詞も心に響くわ!」
純介「ありがとう、俺もこれを8人で歌えるのが嬉しいよ」
稜「めっっっちゃいい…」
純介「あ、あぁ、そんなに?」




