第69話 原因解明 その②
純介「は?なんだよ、今更謝って。なぁ、俺もう帰っていいよな、俺はお前らみたいに暇じゃないんだよ!!」
俺はその場からいなくなる。
純介「えっと、次は社長のところだな!」
***
俺は社長のいる社長室に向かう。俺は社長に電話をかけて秘書を呼ぶように言った。
純介「社長!話をしよう!2人で、いや3人で!」
社長「待っていたよ。純介君」
秘書「───ッ!」
社長「秘書、そして純介君。確認だ。純介君達8人に近づいたら解雇処分ということで、宜しいね?」
純介「あぁ、俺はそれでいいぞ」
秘書「あぁ、クソ!もう、それでいいさ。早くグループでも作りやがれ」
社長「この部屋から出ていったら、誓約はきちんと守ってもらうよ」
秘書「出てくさ。今すぐに。純介君!ループばかりで大変だよな!この社長の事は好きにならないほうがいいぞ!人間じゃない!こいつは、鬼だ」
そう言いながら、秘書は社長室を出ていった。
社長「さぁ、話し合いは終わりでいいかな?」
純介「あぁ、すまなかったな。社長!」
俺は家に帰る。
純介「11日に、練習場所に隠れていこう。そうすれば、何が起こったかわかる」
七光りの記事を書いたのは誰なのか。そして、どうしてループしたのか。原因解明する必要があるのはこの2つだ。まずは、ループの原因解明を目指す。
ー7月11日ー
俺は、栄達7人の練習場所に入らずに、会話を扉の前で聞く。誰かが、出てきてもバレないように物陰に隠れた。ここからなら、声だけ聞こえてバレることはない。
紬「今日は、純介くん、来てくれるかな…もう9時だけど…」
栄「来なかったら俺のせいだ。本当にごめん!」
稜「智恵たちも読んだのか...」
美緒「もちろんよ」
梨央「でも、あんなの嘘ばっかり…純介はそんな人じゃないのに…」
智恵「まぁ、とりあえずレッスン始めるか!!」
梨央「うん、そうしよ」
音楽が流れ始める。
智恵「ふふ、梨央の成長ぶりを見ていると笑みがこぼれてくるなぁ」
梨央「そう?」
智恵「うん、日進月歩だよ!見れば見るほど上手くなってる!」
梨央「智恵と美緒に教えてもらったおかげだよ!」
美緒「あら、そう?大したことをした覚えはないんだけど...」
健吾「あいつらこの前とは大違いだなあ...」
稜「そうだな...って、栄、元気なさそうだけど、大丈夫か?」
栄「あ、あの...みんな...」
稜「ちょ、栄?」
栄「ごめん...ごめんなさい...俺が...俺が勝手に純介の痣を見ちゃったから...純介が...純介がぁ!」
栄の泣き声が聞こえる。ループの原因は栄なのか?なら、あの記事を作ったのは誰なんだ。




