表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
NJruler  作者: 花浅葱
3章 己の話、汝の話
59/173

第57話 社長

 俺は秘書の攻撃を避ける。だが、それも上手くは行かずに俺の右足にナイフが刺さった。

 純介「───ッ!」

 俺は右足を押さえてその場に転げ回る。その衝動でより深くナイフが刺さった。

 秘書「辛いだろう。痛いだろう。可哀想に。これで、終わりにしてあげよう」


 ***


 グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。

 純介「───ッ!」


 ”ガタンゴトンガタンゴトン”


 俺は電車に乗っていた。俺はこの電車で社長のいる───否、偽社長のいる会社に向かう。

 刺された胸にまだ違和感が残っている。ループしたから傷は残っていないはずなのに。それほどまでに、付けられた傷は印象的な物だった。


 ー社長室ー


 7時40分。俺は社長室に到着する。

 純介「社長!話をしよう!2人で、いや3人で!」

 社長「待っていたよ。純介君」

 純介「社長、あんたに聞きたいことがある」

 社長「そうかい。そんなことよりも、秘書を知らないかい?ずっと、純介君のことを呼んでいたのだが」

 純介「多分、今、秘書さんは俺の家にいます。電話をかけてここに呼んで下さい!」

 社長は秘書に電話する。


 ー数十分後ー


 秘書「ただいま戻りました」

 社長「3人で落ち着いて話をしようじゃないか。暴力なんて使わずに安全な話し合いで」

 秘書「それが出来れば...ですけどね」

 社長「純介君から、話は聞いたよ。純介君のことを殺そうとしていたんだってね」

 秘書「なっ...社長に言ったのか?」

 純介「あぁ、話したさ。秘書の行動は全部な」

 秘書は自分の拳を握りしめたが、怒りは抑えたようだ。

 社長「それで、純介君達8人にはグループが結成されるまで、近づかないで頂きたい。もちろん、間接的に近づくのも駄目だ」

 秘書「もし、近づいたら?」

 社長「お前を解雇処分し、社会的に抹殺する」

 秘書「お前に...そんな権利はないだろう?お前なんかにそんな権限なんかないだろう!そもそもお前は自分の利益の為に、こんなことをしていいと思っているのか!自分のために、純介君のことを傷つけて、ループさせて、それに純介君以外に───」

 社長「私はこの8人に関与することに関しては、全ての権限を与えられている!お前を解雇処分することも、殺すことも私の自由だ!それとも、お前に無限の苦しみを教えてやろうか?生き死にを繰り返すループを味あわせてやろうか?」

 秘書「クソ...お前ら...人じゃないよ...」

 社長「では、純介君達8人に近づいたら解雇処分ということで、宜しいね?」

 秘書「あぁ、それでいいさ。早くグループでも作りやがれ」

 社長「この部屋から出ていったら、誓約はきちんと守ってもらうよ」

 秘書「出てくさ。今すぐに。純介君!ループばかりで大変だよな!この社長の事は好きにならないほうがいいぞ!人間じゃない!こいつは、鬼だ」


 そう言いながら、秘書は社長室を出ていった。

 社長「さぁ、話し合いは終わりでいいかな?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ