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NJruler  作者: 花浅葱
3章 己の話、汝の話
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第55話 俺にしか出来ない事

 俺は電車に乗って考える。俺にしか出来ないことって何だろうか。

 ダンスは智恵が出来るし、健吾は歌が上手い。俺にしか出来ない事。きっと、作曲だろう。

 純介「作曲...やろうとしなかったのか?」


 俺は一人で電車で悩む。そのまま意識が朦朧として───


 ***


 仮面の男「やぁ、純介くん!いや、支配者さん!」

 純介「あ?支配者さんって俺のことか?」

 仮面の男「あぁ、君以外に誰かいるかい?」

 純介「いないな。でも、なんで俺が支配者なんだよ?」

 仮面の男「rulerは{支配者}って意味だよ?知らないのかい?」

 純介「そんくらい知っとるわ!俺が聞きたいのは、何でそう呼ぶかって事だよ!」

 仮面の男「どうしてって、君にぴったりだと思うからさ」

 純介「んな、理由が適当すぎる。で、なんで俺をここに呼んだんだ?」

 仮面の男「あぁ、もうここを夢って考えるのはやめたんだ」

 純介「なんでそれを知ってるんだ?」

 仮面の男「私は読心術を持っていると言っても信じてもらえないだろう?」

 純介「あぁ。そんな後付けのようなこと言われてもな」

 仮面の男「まぁ、読心術は比喩だ。でも、私には君たちの心の中を見る術がある」

 純介「なっ...本当か?」

 仮面の男「あぁ、それで社長から何を聞いた?」

 純介「俺の心読めるんだろ?答えなくてもいいだろ」

 仮面の男「しょうがないなぁ...心でも読むかぁ...」


 ***


 その瞬間、俺は目を覚ました。

 純介「なっ...起こされた。しかも最寄りだ。危ない危ない」


 俺は電車を降りた。家に帰宅する。家には父さんが帰っていた。

 圭佑「純介、おかえり」

 彰「お兄ちゃん、おかえり!」

 純介「あぁ、ただいま」

 家族2人が家にいて、少し安心した。

 彰「お兄ちゃん、お客さんがお兄ちゃんに用があるって来てたよ。社長さんの秘書さんだって」

 純介「あぁ、そうなのか。でも、もう大丈夫だ。話はつけた」

 彰「そうなんだ!お疲れ様!」

 純介「ありがとうな...彰...」

 俺は小さく呟く。俺たちは囲んで夕食を食べた。そのテレビで───


 テレビ「速報です。人気youtuberの安倍健吾さん17歳が先程亡くなりました。死因は事故であり、運転手は飲酒運転を行って前後不覚の状態だったようです」

 純介「なっ...健吾?」


 ***


 グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。

 智恵「純介くん、大丈夫?」

 時刻は午後6時13分。また、ループしてしまった。原因が1つ、増えてしまった。

 純介「あぁ、大丈夫だ。練習は何時に終わる予定だ?」

 智恵「今日はいつもと同じ7時の予定だけど...」

 純介「そうか、なら今日は15分早く切り上げないか?俺の勝手で悪いんだが」


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