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NJruler  作者: 花浅葱
3章 己の話、汝の話
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第54話 3つの質問

 質問は3つ出来る。社長の正体は2つ目にしよう。


 社長「ループを知ってる人か...ループの全ての真実を知っている人は3人いるよ。そして、全てでは無いけどループのことを知っている人は2人だ」

 純介「合計で...5人か?」

 社長「あぁ、そうだ。そして、全てでは無いがループを知っている2人って言うのは、純介君と、私の秘書だ」

 純介「ちょっと待った。俺が全てを知らないってどういうことだ?」


 社長「これはきっと3つの質問には入らないだろう?」

 純介「あぁ、そうだ」

 社長「私は融通の効かないようなランプの魔人ではない。君が全てを知らないと言うことだけを教えておこう。それに、まだ全てを知る時じゃない」

 俺はループを行っている張本人だ。それなのに知らないことがあるのか。


 社長「話を戻すよ。ループの全てを知っているのは、私と津田伸子・そして、仮面を被った男の人だ。会ったことあるだろう?」

 純介「あぁ、あるよ。一番最初に会った。あいつが諸悪の根源なんだ」

 社長「そうだね。まぁ、諸悪の根源と言えば諸悪の根源だろう」


 純介「それじゃ、次の質問だ。この会社の社長は津田伸子のはずだ。じゃあ、お前は何者なんだ?とりあえず、この場では名前がわからないから、偽社長と呼ばせてもらうが」


 社長「私の正体か...まぁ、私は本当の社長では無い。本当の社長は津田伸子で合っているよ。名前は教えたくないから偽社長でもしょうがない...それで我慢しよう」

 純介「結局、何者なんだよ」


 社長「うぅん、君達のいる8人の内、2人と深い関わりがあるとだけ言っておこう」

 純介「このグループの...2人?」

 社長「あぁ、そうさ。bluerulerの8人の内の誰かだよ」


 2人組だとするならば、栄と稜か、梨央・美緒だろうか。だが、どちらとも断定できない。

 社長「そろそろ、最後の質問に移ろうじゃないか」

 純介「あぁ、そうだな...」

 最後の質問は決まっている。最初から気になっていたことだ。


 純介「なぁ、社長。なんでループするのは俺なんだ?」

 社長「どういうことかね?」

 純介「あのグループには俺以外にも7人いる。紬とオタクの事や、智恵の説得だって俺以外にもできるはずだ。それなのに、どうして俺を選んだんだ?」


 社長「そうだな。紬君のことや智恵君のことは君以外でもできた。正解さ。正解だよ。でも、君にしかできないことがあったんだ。実を言うと、君がループをする前に君以外の他のメンバーでも行ったんだ。このループを。でも、出来なかった。君という大きな大きな壁を超えられなかったんだ。君をどう説得しようとしても、出来なかったんだよ。だから、社長に招集がかかる以降の記憶は全て消して、壁自身である君で実験することにしたんだ」


 純介「俺が...壁?」

 社長「あぁ、君にしか出来ない事を、君はやろうとしなかった」

 わからない。俺がループの原因になるようなことをしたのだろうか。思いつかない。

 純介「俺が壁って...どうして?」

 社長「もう、質問には答えないよ。社長室から出ていきなさい」

 社長は俺のことを睨む。俺は社長室を出ていこうとする。


 社長「私からも質問だ。あの日のことは覚えているかい?」


 いつのことだろう。心当たる日がない。俺は首を振った。

 社長「そうか...覚えていないのか...」


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