第53話 話をしよう
7時30分。俺は会社に到着する。そして、社長室に向かう。
純介「社長!話をしよう!2人で、いや3人で!」
社長室のドアをそう言いながら開ける。
社長「待っていたよ。純介君」
社長室には、昨日テレビの記者会見には出ず、俺達がいる練習場所にまで来た社長がいた。
純介「社長、あんたに聞きたいことがある」
社長「そうかい。そんなことよりも、秘書を知らないかい?ずっと、純介君のことを呼んでいたのだが」
純介「多分、今、秘書さんは俺の家にいます。電話をかけてここに呼んで下さい!」
一度3人で話をしよう。そうすれば、社長は秘書のことを何とかしてくれるかもしれない。
ー数十分後ー
秘書「ただいま戻りました」
秘書が帰ってくる。社長は立ち上がった。
社長「3人で落ち着いて話をしようじゃないか。暴力なんて使わずに安全な話し合いで」
秘書「それが出来れば...ですけどね」
社長「純介君から、話は聞いたよ。純介君のことを殺そうとしていたんだってね」
秘書「なっ...社長に言ったのか?」
俺は静かに頷く。秘書は自分の拳を握りしめたが、怒りは抑えたようだ。
社長「それで、純介君にはグループが結成されるまで、近づかないで頂きたい。もちろん、間接的に近づくのも駄目だ」
秘書「もし、近づいたら?」
社長「お前を解雇処分し、社会的に抹殺する」
秘書「なっ...」
社長「純介君、それでいいかね?」
純介「俺の仲間...俺達8人全員に近づかないで頂きたいと思ってます」
社長「だそうだ。8人の内、誰かに近づけば君を解雇処分としよう」
秘書「お前に...そんな権利はないだろう?お前なんかにそんな権限なんかないだろう!そもそもお前は自分の利益の為に、こんなことをしていいと思っているのか!自分のために、純介君のことを傷つけて、ループさせて、それに純介君以外に───」
社長「私はこの8人に関与することに関しては、全ての権限を与えられている!お前を解雇処分することも、殺すことも私の自由だ!それとも、お前に無限の苦しみを教えてやろうか?生き死にを繰り返すループを味あわせてやろうか?」
秘書「クソ...お前ら...人じゃないよ...」
社長「では、純介君達8人に近づいたら解雇処分ということで、宜しいね?」
秘書「あぁ、それでいいさ。早くグループでも作りやがれ」
社長「この部屋から出ていったら、誓約はきちんと守ってもらうよ」
秘書「出てくさ。今すぐに。純介君!ループばかりで大変だよな!この社長の事は好きにならないほうがいいぞ!人間じゃない!こいつは、鬼だ」
そう言いながら、秘書は社長室を出ていった。
社長「さぁ、話し合いは終わりでいいかな?」
純介「まだだ。社長、俺はあんたに聞きたいことがある。これが本題だ」
社長「お、純介君。何が聞きたいのかな?3つまでなら、答えてあげよう。あ、金庫の番号とか私の家の住所は答えないからね?」
純介「知らないは無しだぞ?しっかり答えろよ?」
社長「約束するよ」
純介「なぁ、社長。俺のループを知ってる人は何人いるんだ?出来れば名前もだ」
明日、純介バースデー小話を。




