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NJruler  作者: 花浅葱
3章 己の話、汝の話
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第51話 純介のトップニュース

 純介「もう...ニュースになってる!」

 俺はメディアの素早さというものを知った。新聞社から出ていた記事であった。

 俺はその記事を開く。その記事にはこう書かれてあった。


 ー 昨日(7月6日)の午後8時に、西森圭佑の娘───西森彰さん(15)が殺害されました。刃物で喉を刺されて失血死したと警察は断定しており、犯人である伊藤健一容疑者は、彰さんを刺殺した後、すぐに警察に自首をし、現行犯逮捕されました。伊藤健一容疑者は、大手のアイドルやyoutubeで活動を行う人たちの総称───youtuberなどが所属する事務所の社長秘書であり、殺された彰さんの兄の西森純介(17)さんも所属していることがわかっております。伊藤健一容疑者は「救世主だ」などと供述しており会話にならない状態が続いております。事務所の社長である津田伸子は本日(7月7日)の午前11時から記者会見を開くことが決定されています。 ー


 稜「謝罪会見だよな?」

 美緒「まぁ、そうなるでしょうね...」

 健吾「トップニュースになるとは...」

 純介「そんなことより、作業の方はどうだ?」

 梨央「私、撮影場所でよさげなところ見つけたよ!」

 紬「さすが、梨央!!」

 梨央「褒めても何も出ないぞぉ!!えっと、それで、こんなところどうかな?」

 栄「おぉ〜!いい感じだね。めっちゃ映えるね!」

 梨央「やっぱりこういうのは映えるのがいいよね!」

 健吾「純介は曲作りの方はどうだ?」

 純介「まぁ、進んでる方だよ」

 俺は嘘をついた。考え始めてすぐに寝てしまったのだ。

 栄「じゃあ、各々頑張っていこう!」


 ー7月7日、午前8時20分ー


 智恵「わ!みんな来てる!」

 紬「智恵!」

 梨央「智恵ちゃんも、来てくれたんだ!」

 智恵「いや...今日も練習はあるから...」

 稜「あ、そうだったな!」

 智恵「それで、純介!あのネット記事本当なの?」

 純介「あぁ、本当だ!」

 智恵「ごめん...私...知らなくて...私だけだよね、来なかったの...」

 純介「俺だって解ってるよ。信じられないんだよな...自分が。自分自身が」


 俺は少し俯く。ループとは何故起こるのか。俺はまだわからない。わからないことが多すぎる。なぜループするのか。なぜblue rulerを結成させようとするのか。仮面の男は何者なのか。何も知らない。何もわかっていない。何も俺はわからない。何も変われない。


 ***


 俺たちはテレビの前のソファに座っている。練習場所に1台だけあったテレビだ。

 時刻は午前10時55分。もうすぐ、社長の記者会見が始まるのだ。中継で、どのニュース番組も取り上げている。

 純介「社長は何て言うんだろう...」

 栄「もし会社が無くなることになっても、個人個人で集まろうぜ!」

 美緒「えぇ、当たり前よ!」

 社長「君たちに、大切な話があるんだ」


 記者会見を行うはずの社長は、何故か練習場所に来ていた。


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