第50話 深夜の会談
健吾が指摘した通り、会社自体が潰れて、グループの結成を無しにされてしまうだろう。
純介「でも、会社側の非なら、俺たちは何ら問題はない。会社が無くなっても、個人個人で集まってグループを組めばいいだろう?」
美緒「まぁ、そうだね...」
健吾「じゃあ、これからはどうするんだ?」
稜「早めにグループを作った方がいいよな?」
栄「まぁ、そうだよな」
純介「俺は早急に曲を作る。皆も分担して仕事を行うようにしよう!」
健吾「専属のカメラマンに連絡入れておくよ!」
美緒「私の姉は10日から、練習に来れるらしいわ!」
梨央「私は...じゃあ!どこでMVの撮影をするか探しておくね!」
紬「はーい!!私暇人なんだけど…なんか仕事ほしい!!」
健吾「じゃあ、どの場面でどんな風に撮影するか考えてもらっていい?」
紬「りょーかいっ!」
栄「俺たちはどうする?」
純介「服装を考えてくれるか!」
稜「オッケー!」
俺たちは役割分担を行った。作業している途中、俺は睡魔に襲われて───
***
仮面の男「純介君!大分頑張っているようだね!」
純介「なっ...お前は!」
俺は夢のような空間にいた。
仮面の男「大丈夫そうかい?妹が死んで大変だね?」
純介「ループさせろよ!妹を助けてくれ!」
仮面の男「別に君の妹が死ぬのとblue rulerが結成できない理由とは関係ないからなぁ?」
純介「なっ...お前!それでも人間か?」
ループが出来なくなった訳じゃない。妹は関係ないのだ。グループの結成に。だからループしなかった。
仮面の男「あぁ、人間だよ?」
純介「許されないよ!人間なら尚更!助けられる命をなんで助けないんだよ!」
仮面の男「じゃあ、君は次のループで確実に妹を助けられるのか?」
純介「あぁ!もちろんだ!」
仮面の男「絶対だな?絶対なんだな?」
純介「あぁ...だから、ループさせてくれ!」
仮面の男「自分でなんとかしなよ!乗り越えないと!」
純介「なん...だと?」
仮面の男「ネタバレをすると、このループは結末まで見たほうがいいよ!そっちの方が、君にとって有益だ!もちろん、未来の君にね!」
純介「お前は何者だ?」
仮面の男「私かい?私は拙い───」
俺はその瞬間夢から覚めた。仮面の男の答えは聞こえなかった。
純介「んぁ...」
梨央「やっと起きた!寝ないでよね!時間、無いんでしょ?」
純介「今何時?」
稜「午前6時20分だ!」
俺は不意にスマホを見る。ニュースのトップに、俳優西森圭佑の娘、死去と書かれていた。




