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NJruler  作者: 花浅葱
3章 己の話、汝の話
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第44話 次殺すのは───

 栄が死んで、ループをしたのだ。人間というものはあまりに脆く簡単に死んでしまう。

 さて、次は誰を殺そうか。やっぱり、踊れていなかった梨央だろうか。


 純介「なぁ、梨央!一緒に来てくれないか?」

 梨央「え、いいけど...なんで?」

 純介「大事な話がある」

 梨央「あ、わかった...」

 智恵「早く戻ってきてよね!」

 俺と梨央は他の皆がいる部屋を出ていった。

 梨央「それで、大切な話って───」

 俺は無言で梨央の首を絞める。口実なんて、いらない。強いて言えば「俺が殺したかった」で十分だろう。

 梨央「純...介...君...なん...」

 梨央の細い首を俺の手で強く圧迫させる。梨央の目からは涙が溢れる。

 純介「なんで、踊れないんだよ。あんな簡単なダンスを...」

 梨央「ごめ...ん...でも...美緒...が...」

 純介「お前のせいで!紬は死ぬかもしれなかったんだぞ!」


 梨央「───ッ!」

 梨央が返事をしなくなった。死んだのだ。

 純介「もっと、踊れればよかったのにな。お前は...手も足も割と長い方だから...」

 俺は梨央の死体を持って練習場所に戻る。

 稜「なぁ...梨央?」

 純介「俺が殺した!」

 栄「なぁ...なんで...だよ!」

 稜「おい...許さんぞ!梨央をぉぉぉ!」

 稜は俺を1発殴る。


 ***


 グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。

 純介「ふぅ...」

 梨央も殺した。1発、稜に殴られてしまったが、寛容な俺は文句を言わない。


 支配する部下のミスは俺がどうかしなくてはならない。さて、次は誰を殺そうか。

 純介「なぁ、紬!来てくれないか?」

 紬「え、いいけど?なんで?」

 純介「大事な話がある」

 紬「了解!」

 俺は紬と一緒に他の皆がいる部屋を出ていった。

 紬「それで、大事な話って何?」

 俺が紬の首に手をかけた瞬間だった。俺の心に迷いが生じる。

 紬「きゃっ!私の首になにか付いてる?」

 純介「あ、いや...」

 紬を助けるために、ここまで何度もループしてきたのだ。そんな努力を否定するかのように、紬を殺してしまっていいのか。

 紬「どうしたの?大丈夫?」

 俺には、紬のこの細い細い首を絞めることはできない。

 純介「俺はもう帰る。ごめんな、紬...みんなに伝えておいてくれ」


 俺は紬の返事を聞く前にその場から去った。もう、辛いのだ。俺は家に帰る。すると───





 秘書「君の帰りを、待っていたよ。西森純介君」


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