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NJruler  作者: 花浅葱
2章 ダンス・ダンス・ダンス
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第27話 共に

 美緒「関係あるよ。その二人がそうやって練習してるとこっちまで気分悪くなる」

 智恵「怒るなってこと?それは私を怒らせるほど踊れない梨央が悪くない?」

 美緒「智恵はちっちゃいころからダンス習ってたでしょ?だからダンスが得意かもしれない、だけど梨央はダンスが得意なわけじゃない。まともなダンスをしたのだって昨日が初めてだったんだよ。それなのにそんなに怒る必要なくない?それと、梨央を攻める前に自分の教え方を変えてみたほうがいいんじゃない?いっつも{こうじゃなくてこう}としか言わない、言葉で説明してくれない」

 純介「それは確かに思ってた」

 智恵「…なに?みんな揃って私を悪者扱い?」

 栄「俺はなんも言ってないって」

 智恵「…まぁいいよ。こんなことになるんだったらこの会社と契約切る方がマシ!練習はこれで終わり。みんな早く帰って!」

 梨央「智恵ちゃ───」

 智恵と俺以外が練習場所から出ていく。

 智恵「アンタも早く帰ってよ!」

 純介「お前に話がある」

 智恵「なに、お説教?それならもうごめんなんだけど?」

 純介「場所を変えて話したい...ついてきてくれるか?」

 智恵「しょうがない...早く行くわよ!」

 俺は時計を見る。時刻は9時13分。鉢合わせたのは26分だから、まだ猶予はある。


 俺は智恵と共に路地裏に移動する。ここなら、秘書も来ないだろう。

 智恵「で、話って何?」

 純介「確かに自分は当たり前にできるのに他の人はそれができないとイライラするよな。その気持ちはわかる。でもな…その気持ちはあからさまに相手にぶつければいいわけじゃないんだ。伝え方によっても相手の受け取り方は変わってくる」

 智恵「何、お説教?なら、私ごめんなんだけど!話聞いてなかったの?」

 純介「お説教なんかじゃ...」

 智恵「もういい!私帰るから!」

 純介「ちょ、待て!」


 ”ドンッ”


 智恵「なっ...」

 俺は壁に手を付けて智恵の退路を塞ぐ。


 智恵「壁ドン...みたいじゃない!」


 ”パシンッ”


 俺は智恵にビンタされる。

 純介「なっ...」

 智恵「もう、グループやめてやる!」

 純介「ちょ、待って!」

 智恵は走って逃げる。俺じゃ、追いつけない。ダンスの配信をしているだけある。


 ***


 グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。

 純介「路地裏に連れて行っても駄目...なの?じゃあ、練習場所でなんとかしないと駄目?」

 ー7月3日午前9時、練習場所ー

 智恵「それじゃ、始めるよ!!!今日は昨日の復習から!一回拍に合わせて踊るね」

 全員「はい!」

 智恵が手を叩く。そして、全て踊りきった。


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