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NJruler  作者: 花浅葱
2章 ダンス・ダンス・ダンス
27/173

第26話 鉢合わせ

 純介「はぁ...はぁ...」

 俺は走る。練習場所はもうすぐだ。時刻は9時26分。行かなければ皆が殺されてしまう。

 純介「皆を...助けなきゃ!」


 ”バンッ”


 純介「あ、ごめんなさ───」

 俺がぶつかったのは、社長の秘書だった。

 純介「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 秘書「君...ここにいたんだね...探したよ!」

 秘書は笑って話しかける。

 秘書「君に、話があるんだ!付いてきてくれるかな?」

 純介「お前ェェ!」

 俺は練習場所へと走る。


 純介「みんな───」

 練習場所のドアを開けると、みんながいた。

 純介「よか...った...」

 健吾「純介?大丈夫か?」

 智恵「遅刻してるんじゃないわよ!」

 純介「みんな!本当にごめん!」

 秘書「私は...君を助けに来たんだ...」

 純介「なっ...」

 背中からこれまでに感じたことがない感覚が体を襲う。熱い。熱い。熱い。体が熱い。

 秘書「これでループは終わる...大変だったね...君...」

 秘書は泣きながら笑っている。これは善意だ。善意で、俺を殺そうとしている。


 ***


 グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。

 純介「───ッ!」

 体中を憎悪が駆け巡る。俺は電車の中で咄嗟に背中を触る。だが、傷はない。


 ー7月3日午前9時、練習場所ー


 智恵「それじゃ、始めるよ!!!今日は昨日の復習から!一回拍に合わせて踊るね」

 全員「はい!」

 智恵が手を叩く。そして、全て踊りきった。

 智恵「みんな、昨日よりは踊れるようになってるね。でも、梨央。アンタはだめ。まだダンスの振り付けちゃんと覚えてないでしょ。昨日家に帰ってから練習しなかったの?」

 梨央「昨日は疲れちゃってたしMIORIOの方の動画編集もやらないといけなかったから…」

 智恵「なるほどね。とりあえず振り付けはちゃんと覚えて」

 梨央「わかった...」

 智恵「それじゃあもう一回最初から」

 智恵が手を叩く。1拍。2拍。3拍。4拍。5,6拍。

 智恵「梨央、そこできてない!昨日も注意したでしょ!?こうじゃなくてこう!!なんでできないの?」

 梨央「ごめんなさい...」

 智恵「別に謝ってほしいわけじゃないの、謝る時間があるんだったら練習して。アンタが踊れてないせいでみんなの練習止めてるのわかんないの!?」

 美緒「…ねぇ、智恵。それは流石に言いすぎじゃない?梨央だって昨日は忙しかったから練習できなかっただけ」

 智恵「は?なんなの?美緒には関係ないでしょ?」


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