第22話 7月3日
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グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。
純介「言葉選び...か...なんて言えばいいんだろう...」
純介は練習場所に到着する。何故か、いつもより早く到着した気がするのだが。
純介「なっ...今日は7月3日?」
健吾「あぁ、そうだよ!7月3日!どうしたの?」
純介「いや...なんでもない...ありがとう...」
ループする時間が変わった。7月3日になっている。今回のループの原因は俺だったのだ。
ー7月3日午前9時、練習場所ー
智恵「それじゃ、始めるよ!!!今日は昨日の復習から!一回拍に合わせて踊るね」
全員「はい!」
智恵が手を叩く。そして、全て踊りきった。
智恵「みんな、昨日よりは踊れるようになってるね。でも、梨央。アンタはだめ。まだダンスの振り付けちゃんと覚えてないでしょ。昨日家に帰ってから練習しなかったの?」
梨央「昨日は疲れちゃってたしMIORIOの方の動画編集もやらないといけなかったから…」
智恵「なるほどね。とりあえず振り付けはちゃんと覚えて」
梨央「わかった...」
智恵「それじゃあもう一回最初から」
智恵が手を叩く。1拍。2拍。3拍。4拍。5,6拍。
智恵「梨央、そこできてない!昨日も注意したでしょ!?こうじゃなくてこう!!なんでできないの?」
梨央「ごめんなさい...」
智恵「別に謝ってほしいわけじゃないの、謝る時間があるんだったら練習して。アンタが踊れてないせいでみんなの練習止めてるのわかんないの!?」
美緒「…ねぇ、智恵。それは流石に言いすぎじゃない?梨央だって昨日は忙しかったから練習できなかっただけ」
智恵「は?なんなの?美緒には関係ないでしょ?」
美緒「関係あるよ。その二人がそうやって練習してるとこっちまで気分悪くなる」
智恵「怒るなってこと?それは私を怒らせるほど踊れない梨央が悪くない?」
美緒「智恵はちっちゃいころからダンス習ってたでしょ?だからダンスが得意かもしれない、だけど梨央はダンスが得意なわけじゃない。まともなダンスをしたのだって昨日が初めてだったんだよ。それなのにそんなに怒る必要なくない?それと、梨央を攻める前に自分の教え方を変えてみたほうがいいんじゃない?いっつも{こうじゃなくてこう}としか言わない、言葉で説明してくれない」
純介「それは確かに思ってた」
智恵「…なに?みんな揃って私を悪者扱い?」
栄「俺はなんも言ってないって」
智恵「…まぁいいよ。こんなことになるんだったらこの会社と契約切る方がマシ!練習はこれで終わり。みんな早く帰って!」
梨央「智恵ちゃ───」
智恵と俺以外が練習場所から出ていく。
智恵「アンタも早く帰ってよ!」
純介「お前に話がある!」
智恵「なに、お説教?それならもうごめんなんだけど?」
純介「お説教じゃない!アドバイスだよ!」
智恵「はぁ?アドバイス?教えようとしないあんたから?聞くだけ無駄よ!」




